【材料】ロートが反発、新型コロナ重症肺炎に対する他家間葉系幹細胞を用いた再生医療の企業治験を計画
ロート <日足> 「株探」多機能チャートより
現在、新型コロナ感染症は約2割が重症化し、重症化には感染者の免疫細胞がウイルスと戦うために作るサイトカインが制御不能となって放出され続ける「サイトカインストーム」と呼ばれる現象が関わっているといわれており、新型コロナウイルスそのものの排除だけではなく、サイトカインストーム状態に対する治療が必要と考えられている。その治療法の一つとして、間葉系幹細胞を用いた治療が世界中で試されているが、同社が治験に用いる「ADR‐001」は、原材料の調達から生産までを国内で行う製剤。他家間葉系幹細胞を用いた新型コロナ重症肺炎に対する治験に国産の製剤を用いるのは初めてのことという。
出所:MINKABU PRESS