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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

アンファク <日足> 「株探」多機能チャートより

■アンファク <7035>  1,120円 (-181円、-13.9%)

 東証1部の下落率トップ。and factory <7035> が急反落。2日の取引終了後、20年8月期の連結業績予想について、売上高を59億9900万円から28億6100万円(前期比26.9%減)へ、営業損益を5億8000万円の黒字から2億4800万円の赤字(前期5億1200万円の黒字)へ、最終損益を3億9000万円の黒字から2億2000万円の赤字(同3億2700万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気された。新型コロナウイルスの感染拡大の影響による宿泊業界全体の景況感悪化に伴い、&AND HOSTEL及びtabiiなどの宿泊領域における事業が悪化したことが要因。また、マンガアプリの広告ARPU低下への改善施策を実施し一定の効果がみられるものの、直近で発生したリワード単価の引き下げ及び新型コロナウイルスの影響による広告市況全体の悪化によるマンガアプリの広告収益減少が想定されることも響くとしている。

■メディネット <2370>  106円 (-13円、-10.9%)

 メディネット <2370> [東証M]が続急落。2日取引終了後、東証と日証金が3日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表。東証は委託保証金率を現行の30%以上から50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%から50%(うち現金を20%)とする。発表を受けて、信用規制による人気離散を警戒した売りが向かったようだ。

■アディッシュ <7093>  3,440円 (-260円、-7.0%)

 アディッシュ <7093> [東証M]が続急落。東京証券取引所が2日、同社株について信用取引の委託保証金率を3日売買分から50%以上(うち現金20%以上)に引き上げると発表しており、規制強化によって個人投資家からの資金流入が細るとの見方から売られたようだ。また、日本証券金融も3日以降から、貸借取引自己取引分及び非清算者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を50%(うち現金20%)に引き上げると発表している。

■良品計画 <7453>  1,647円 (-21円、-1.3%)

 良品計画 <7453> が反落。2日取引終了後に発表した5月度の月次概況で、直営既存店売上高が前年同月比46.3%減と3ヵ月連続で前年割れとなったことが嫌気されたようだ。新型コロナウイルス感染拡大による店舗閉鎖の影響を受け、店舗での客数が大幅に落ち込んだ。一方、オンラインストアの販売は好調に推移したという。なお、全店売上高は同29.6%減だった。

■東京ドーム <9681>  911円 (-10円、-1.1%)

 東京ドーム <9681> が反落。プロ野球読売ジャイアンツが3日、東京ドームで午後2時から予定されていた埼玉西武ライオンズとの練習試合を中止すると発表しており、今後の影響を警戒した売りが出たようだ。朝日新聞デジタルでは、「関係者によると、選手2人が新型コロナウイルスの検査で陽性と判定されたとみられる」と報じている。

※3日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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