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【材料】広栄科学がカイ気配スタートで3連騰、規制解除を追い風に新型コロナ関連で再浮上

広栄化学 <日足> 「株探」多機能チャートより
 広栄化学工業 <4367>がカイ気配スタートで大幅高、物色人気を集め3日続伸となった。住友化学系の窒素化合物メーカーで医薬中間体と多価アルコールを主力とするが、新型コロナウイルス薬候補として注目されるアビガンの原料である「ピリジン」やレムデシビル原料の「ピロール」を供給していることから4月末を境に急速人気化、株価は5月11日に4780円の高値をつけ短期間で3倍近くに急騰し市場の注目を集めた経緯がある。その後は信用取引規制の動きなども出て株価は大きく調整したが、5月下旬以降は売り物が切れ2800円近辺を軸とするもみ合いに転じていた。引き続きコロナ薬の製造用原料メーカーとしての思惑は株価の先高期待を醸しており、直近、東証が29日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上とする)を解除することを発表、同日に日証金も増担保金徴収措置を解除することを発表したことを受け、これが投資資金再流入を誘う契機となった。

出所:MINKABU PRESS

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