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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 アゼアス、電通、ライドオンE (27日大引け後 発表分)

アゼアス <日足> 「株探」多機能チャートより

 27日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 アゼアス <3161> [東証2]  ★前期経常を45%上方修正
 ◆20年4月期の連結経常利益を従来予想の3.3億円→4.8億円に45.0%上方修正。増益率が5.8%増→53.4%増に拡大する見通しとなった。主力の防護服・環境資機材事業でタイベック防護服のシェア拡大と新規分野の開拓に注力したほか、断続的に発生する豚コレラの封じ込め作業、新型コロナウイルスへの対応に伴う需要を取り込んだ。

 日本ドライ <1909>   ★前期経常は39%増で4期ぶり最高益
 ◆20年3月期の連結経常利益は前の期比39.2%増の24.2億円に拡大して着地。4期ぶりに過去最高益を更新した。防災設備事業で都市再開発やリニューアルなどの大型案件の工事が進んだうえ、プラント施設の工事案件も増加したことが寄与。メンテナンス事業や車輌事業の収益拡大も大幅増益につながった。

 電通グループ <4324>   ★1-3月期(1Q)税引き前は297億円の黒字に急浮上
 ◆20年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前損益は297億円の黒字(前年同期は14.8億円の赤字)に浮上して着地。国内でデジタルソリューション領域やマーケティング/プロモーション領域のビジネスが好調だったことが寄与。リストラなど構造改革効果や景気悪化に対応したコスト削減が奏功し、海外事業の損益が大きく改善したことも黒字浮上につながった。
  併せて、従来の通期業績予想を取り下げ、未定に変更した。

 ライドオンE <6082>   ★今期経常は23%増で2期連続最高益更新へ
 ◆20年3月期の連結経常利益は前の期比21.8%増の13.1億円で着地。続く21年3月期も前期比22.7%増の16.1億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は新型コロナウイルスの影響で在宅率が高まるなか、デリバリー需要を取り込む。WEB注文の増加による生産性向上も利益拡大に貢献する。

 ポート <7047> [東証M]  ★前期経常は37%増で2期連続最高益
 ◆20年3月期の経常利益(非連結)は前の期比36.9%増の7億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新した。マーケティング効率の改善やM&Aによる新規メディアの増加で、ファイナンス系メディアの送客数が大きく伸びた。また、主力とするキャリア系メディアの会員数も拡大し、売上高は前期比35%の大幅増収を達成したことが寄与。
  なお、21年3月期の業績見通しは開示しなかった。

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