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【特集】カイカ Research Memo(7):新型コロナで深刻な影響がおよぶ可能性は低い

CAICA <日足> 「株探」多機能チャートより

■全社レベルでの業績動向・財務の安全性について

CAICA<2315>の20年10月期計画売上高8,044百万円、営業利益350百万円には、クシムの同期計画売上高1,871百万円、営業利益144百万円が含まれている。株式売却のタイミングにもよるが、この内半期分については連結決算の対象でなくなる可能性が高く、計画比では下振れ要因となる。他の情報サービス事業、仮想通貨関連事業、金融商品取引事業でも新型コロナの影響は否定できないが、これまで見てきた通り深刻な影響が及ぶほどではないと思われる。


クシム株式の一部売却で財務の安全性は高まる
クシム株式の売却で10億円程度の現金が得られれば、現預金は1月末の21億円と合わせて31億円となる。有利子負債は19年10月期末時点で社債6.3億円と借入金約26億円が残っていたが、20年10月期、21年10月期に返済期限を迎えるものは合計約13億円で、上記株式の現金化で安全性は高まったといえよう。


(執筆:フィスコアナリスト)

《SF》

 提供:フィスコ

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