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【市況】東京株式(前引け)=続落、米株安に追随も下値では押し目買い

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 13日前引けの日経平均株価は前営業日比155円94銭安の2万210円54銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は5億6969万株、売買代金概算は1兆300億9000万円。値上がり銘柄数は603、対して値下がり銘柄数は1483、変わらずは81銘柄だった。

 前日の米国株市場で新型コロナウイルスの2次感染への警戒感からNYダウ、ナスダック総合指数ともに大きく値を下げたことを受け、東京市場も目先戻り売り圧力が強まった。アジア株市場が総じて軟調に推移していることも市場心理を冷やしている。ただ、下値では押し目買いの動きが観測され、下げ幅も限定的なものにとどまっている。国内でも一部で緊急事態宣言の解除が見込まれており、経済活動が再開することへの期待感が主力株中心に買い戻しを誘発した。値下がり銘柄は全体の約7割を占めている。

 個別ではファーストリテイリング<9983>が大きく値を下げたほか、トヨタ自動車<7203>も軟調。東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体関連も下落した。ブイ・テクノロジー<7717>が大幅安、KLab<3656>も大きく水準を切り下げた。半面、NEC<6701>が大幅高となり、塩野義製薬<4507>、第一三共<4568>など医薬品株の上げ足も目立つ。日総工産<6569>はストップ高に買われた。GMOインターネット<9449>も活況高となった。

出所:MINKABU PRESS

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