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【市況】東京株式(前引け)=続伸、リスク選好の地合いで一時300円超の上昇

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 11日前引けの日経平均株価は前営業日比287円49銭高の2万466円58銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は6億1456万株、売買代金概算は1兆151億2000万円。値上がり銘柄数は1626、対して値下がり銘柄数は466、変わらずは75銘柄だった。

 前週末の米株高を引き継ぎリスクを取る動きが優勢だった。米雇用統計は戦後最悪の失業率となったが、事前に織り込みが進んでおり、米株市場では経済活動再開への動きが相次いでいることを好感する買いが優勢で、東京市場もこの流れに追随した。国内でも新型コロナの感染者数の伸びが鈍化していることで、経済活動再開への思惑が空売りの買い戻しを誘っている。日経平均は高く始まった後も上値を伸ばし、一時300円を超える上昇でフシ目の2万500円ラインを上回る場面もあった。前引け時点で東証1部全体の75%の銘柄が上昇した。

 個別ではファーストリテイリング<9983>が大幅高に買われ、ソニー<6758>、トヨタ自動車<7203>も堅調。東京エレクトロン<8035>も高い。三菱商事<8058>、テクノスジャパン<3666>、グリーンズ<6547>、ワコム<6727>、N・フィールド<6077>がストップ高人気となった。半面、任天堂<7974>が安く、富士フイルムホールディングス<4901>、レーザーテック<6920>も軟調。クックパッド<2193T>が大幅安、アイロムグループ<2372>、アイティメディア<2148>なども大きく利食われた。

出所:MINKABU PRESS

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