市場ニュース

戻る
 

【市況】【↑】日経平均 大引け| 4日ぶりに反発、米株高や原油反発を好感 (4月23日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  19313.04
高値  19429.44(15:00)
安値  19221.54(09:36)
大引け 19429.44(前日比 +291.49 、 +1.52% )

売買高  11億7262万株 (東証1部概算)
売買代金  1兆8927億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

 1.日経平均は前日比291円高と4日ぶりに反発、値頃感からの買い流入
 2.22日のNYダウは456ドル高と急伸、IT関連株などが買われた
 3.売買代金は1兆8900億円と低調、模様眺め気分が強い
 4.原油価格は反発、国際石開帝石など石油エネルギー株が買い優勢に
 5.アドテストやスクリンなど半導体関連株は高安まちまち

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比456ドル高と3日ぶりに反発した。経済活動の早期再開への期待や原油価格の上昇を背景に買いが優勢となった。

 東京市場では、日経平均株価は4日ぶりに反発。原油価格の上昇などが好感され値頃感からの買いが入った。ただ、様子見気分も強く商いは低調だった。

 23日の東京市場は、22日の米株式市場でNYダウが上昇したほか、原油価格が反発したことも安心感につながった。これを受け、日経平均は寄り付きから、買い先行で売買を開始。日経平均は前日まで3日続落していたことから、値頃感からの買いも入ったようだ。後場に入り上昇幅は拡大した。

 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株がしっかり。武田薬品工業<4502>や富士フイルムホールディングス<4901>が値を上げた。原油価格の反発を受け、国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>といった石油エネルギー株が急反発した。サイバーエージェント<4751>が急伸した。
 半面、任天堂<7974>や神戸物産<3038>が安く、エーザイ<4523>が売られた。東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>は安いが、SCREENホールディングス<7735>やSUMCO<3436>は値を上げるなど半導体関連株は高安まちまちだった。アステラス製薬<4503>や中外製薬<4519>は軟調。花王<4452>やSMC<6273>も安い。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファナック <6954> 、SBG <9984> 、ファミマ <8028> 、信越化 <4063> 、オリンパス <7733> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約76円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はエーザイ <4523> 、アドテスト <6857> 、東エレク <8035> 、リクルート <6098> 、花王 <4452> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約45円。うち25円はエーザイ1銘柄によるもの。

 東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は医薬品のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉱業、(2)海運業、(3)非鉄金属、(4)ガラス土石製品、(5)金属製品。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)陸運業、(2)空運業、(3)電気・ガス業、(4)情報・通信業、(5)サービス業。

■個別材料株

△キャンディル <1446>
 グループ会社が光触媒コーティング施工体制強化へ。
△ショーケース <3909>
 操作がより簡易的になった顔認証システムを5月にも提供開始へ。
△スペースマ <4487> [東証M]
 損保ジャパンとシェアエコ業界初の新たな保険を共同開発。
△メドレックス <4586> [東証M]
 マイクロニードルの製造方法に関する特許査定を取得。
△オリコン <4800> [JQ]
 未開示としていた20年3月期営業利益は24%増。
△ネットマーケ <6175>
 マッチングアプリが「オンラインデート」に対応。
△ザイン <6769> [JQ]
 マスク着用でも顔認証・検温可能なゲート型AIソリューション販売へ。
△大井電気 <6822> [JQ]
 20年3月期業績は計画を上振れ。
△ピアズ <7066> [東証M]
 セルフオーダーシステム導入支援の子会社を設立。
△大興電子 <8023> [東証2]
 前期経常を41%上方修正、配当も4円増額。

▼タクマ <6013>
 前期経常を一転19%減益に下方修正。
▼京都友禅 <7615>
 前期最終を赤字拡大に下方修正、配当も2円減額。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ジンズメイト <7448> 、(2)ショーケース <3909> 、(3)テモナ <3985> 、(4)パイプドHD <3919> 、(5)キャンディル <1446> 、(6)エンカレッジ <3682> 、(7)バンドー <5195> 、(8)クックパッド <2193> 、(9)太平洋工 <7250> 、(10)永大産業 <7822> 。
 値下がり率上位10傑は(1)エーザイ <4523> 、(2)新日本科学 <2395> 、(3)明治海 <9115> 、(4)アインHD <9627> 、(5)東海運 <9380> 、(6)神戸物産 <3038> 、(7)京都友禅 <7615> 、(8)メニコン <7780> 、(9)大塚商会 <4768> 、(10)トルク <8077> 。

【大引け】

 日経平均は前日比291.49円(1.52%)高の1万9429.44円。TOPIXは前日比19.08(1.36%)高の1425.98。出来高は概算で11億7262万株。東証1部の値上がり銘柄数は1866、値下がり銘柄数は263となった。日経ジャスダック平均は3083.81円(36.74円高)。

[2020年4月23日]


株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均