【注目】★本日の【イチオシ決算】 フジミインコ、ヨシムラＨＤ、ｅＢＡＳＥ (4月15日)

１）本日（4月15日）引け後に発表された決算・業績修正

　●イチオシ決算

【フジミインコ <5384> 】　★前期経常を一転8％増益に上方修正、配当も7円増額
　◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の48億円→61億円に27.1％上方修正。従来の14.8％減益予想から一転して8.2％増益見通しとなった。最先端半導体デバイス向けCMP製品の販売が想定より伸びたことが収益を押し上げた。
　　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の80円→87円(前の期は87円)に増額修正した。

　● サプライズな決算発表・業績修正

　ヨシムラＨＤ <2884> 　　★今期経常は25％増で2期連続最高益更新へ
　◆20年2月期の連結経常利益は前の期比76.2％増の7億4000万円に拡大して着地。続く21年2月期も前期比24.6％増の9億2200万円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は前期に買収した森養魚場などの業績が通期寄与するほか、国内製造事業の業績改善を見込む。一方、海外事業は新型コロナウイルスの影響が通期で継続することを前提として保守的な見通しとした。

　ｅＢＡＳＥ <3835> 　　★前期経常を11％上方修正・最高益予想を上乗せ
　◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の12億円→13.3億円に10.8％上方修正。増益率が6.1％増→17.6％増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。日用雑貨業界や住宅業界向けに商品情報データベースソフトの販売が好調だったことが寄与。IT開発アウトソーシングビジネス分野の伸長に加え、生産性向上によるコスト抑制も上振れに貢献した。

　アトラ <6029> 　　★今期最終を1.3億円の黒字に大幅上方修正
　◆20年12月期の連結最終損益を従来予想の100万円の黒字→1億3100万円の黒字(前期は1億4600万円の赤字)に大幅上方修正。投資有価証券の売却に伴い、約1億3000万円の売却益が発生することが利益を押し上げる。

　ヤマナカ <8190> [名証２]　　★前期経常を60％上方修正
　◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の4.8億円→7.7億円に60.4％上方修正。減益率が46.4％減→14.0％減に縮小する見通しとなった。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、食料品や日用品の販売が増加し、利益率が向上したことが寄与。商品ロス率の改善に加え、広告宣伝費や人件費が想定を下回ったことも上振れの要因となった。

　丸三証券 <8613> 　　★非開示だった前期経常は2.7倍増益へ
　◆非開示だった20年3月期は連結経常利益が前期比2.7倍の15.1億円に拡大する見通しとなった。株式委託手数料や投資信託の募集手数料が増加したことが収益を押し上げた。

２）4月16日の決算発表銘柄（予定）
　■引け後発表
　　◆本決算：
　　　<2337> いちご
　　　<2972> サンケイＲＥ [東Ｒ]
　　　<3226> アコモＦ [東Ｒ]
　　　<8954> オリックスＦ [東Ｒ]
　　　<8984> ハウスリート [東Ｒ]
　　◆第3四半期決算：
　　　<6815> ユニデンＨＤ
　　合計6社

　※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。

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