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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ソフトMAX、フロンテオ、ダイトウボウ

ソフトMAX <日足> 「株探」多機能チャートより
■ソフトマックス <3671>  624円  +100 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値
 ソフトマックス<3671>がストップ高。1日の取引終了後、ソラスト<6197>と医療領域のICT活用に関して包括的な業務提携を締結したと発表しており、これが好感された。今回の提携は、販路の拡大やシステム導入体制の強化を図るのが狙い。今後は、両社の強みや基盤を生かしたサービスの連携及び開発を順次開始する予定で、ソフトMAXのシステム導入・保守でソラストが有するサポートサービスとの連携や、中小病院を主なターゲットとした、ソフトMAXのシステムとソラストの医療事務受託事業のサービスを統合した競争力の高い新たなサービスの展開などを行うとしている。

■FRONTEO <2158>  223円  +32 円 (+16.8%)  本日終値
 FRONTEO<2158>が急反発し、一時23.6%高の236円に買われた。2日前場に、同社が開発した自然言語処理AI(人工知能)エンジン「KIBIT(キビット)」をAPIとして提供する「KIBIT-Connect(キビット コネクト)」が、コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186>傘下の横浜銀行に採用されたと発表しており、これを好感した買いが流入した。「キビット コネクト」を導入することで、横浜銀行が自社の営業応接記録システムにAIを活用した機能を付加し、システム上でデータの収受がスムーズに行われることで業務の更なる効率化を図ることができるという。また、同社が1日の取引終了後にAI活用の拠点となる2つのAIラボと実践的なノウハウを提供するAIラウンジを本社内に開設したことを発表しており、これも好材料視されている。

■ダイトウボウ <3202>  148円  +13 円 (+9.6%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 ダイトウボウ<3202>が急反騰。安倍首相は1日、新型コロナウイルス感染症対策本部で、全世帯に再利用可能な布マスクを配布することを明らかにした。これを受けて、抗菌毛布を手掛ける同社のほか、中堅紡績メーカーの新内外綿<3125>がストップ高に買われている。また、川本産業<3604>、中京医薬品<4558>、重松製作所<7980>、アゼアス<3161>といったマスク関連株も高い。このほか、日本郵便を利用することで封筒大手のイムラ封筒<3955>にも思惑買いが向かった。

■IC <4769>  685円  +58 円 (+9.3%)  本日終値
 インフォメーションクリエーティブ<4769>は大幅高。1日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(19年10月~20年3月)連結業績について、営業利益を3億100万円から3億6300万円(前年同期比14.5%増)へ、純利益を2億2600万円から4億5800万円(同2.0倍)へ見直した。並びに20年9月期通期の純利益予想を4億200万円から5億8500万円(前期比55.6%増)へ上方修正しており、これらを好感した買いが入った。上期は、生産性の向上や諸経費の削減、一部販管費の発生が第3四半期以降にずれ込んだことで営業利益を押し上げた。また純利益については、投資会社インテグラルの100%子会社であるK2TOPホールディングス(東京都千代田区)による豆蔵ホールディングス<3756>に対する公開買い付けへの応募結果に伴い、投資有価証券売却益2億800万円を計上したことが寄与するという。なお、通期営業利益は5億2600万円(同5.9%増)の従来予想を据え置いた。

■ワッツ <2735>  619円  +49 円 (+8.6%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 ワッツ<2735>が急騰。株価は一時前日に比べ14%高に買われ、年初来高値を更新した。1日の取引終了後、20年8月期第2四半期(19年9月~20年2月)業績予想の増額修正を発表したことが好感されている。売上高は255億円から259億8200万円(前年同期比1.3%増)に見直したほか、営業利益は3億円から7億8600万円(同2.1倍)、純利益は1億2000万円から4億2000万円(同4.1倍)に修正した。100円ショップ事業で100円以外の価格帯の商品導入を進めてきた効果が想定より早く現れたほか、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うマスク・除菌関連製品の需要増により、既存店売上高が想定を上回り好調に推移した。また、新店や改装などの設備投資抑制や運搬費、光熱費などの経費削減により販管費が想定より抑えられたことも利益増に寄与した。

■Gキッズ <6189>  519円  +34 円 (+7.0%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 グローバルキッズCOMPANY<6189>が急反発。1日大引け後、連結子会社グローバルキッズが認可保育所7施設を新規に開設し、同日から運営を開始したと発表しており、これを好感する買いが入ったようだ。今回の新規開設で同社グループが運営する施設数は保育所159施設、学童クラブ・児童館13施設、児童発達支援事業所1施設の合計173施設となったという。なお、今期業績予想には織り込み済みとしている。

■マツオカ <3611>  1,709円  +75 円 (+4.6%)  本日終値
 マツオカコーポレーション<3611>が高い。同社はファーストリテイリング<9983>向けOEM生産などを手掛け高実績を持つが、ミャンマーの工場でガーゼマスク生産を始めたと先月下旬に報道されたこともあり、マスク関連株として関心を集めた。1日に政府が全世帯に布マスクを配布すると表明したことから、この日は同社株に物色の矛先が向かった様子だ。

■神栄 <3004>  479円  -54 円 (-10.1%)  本日終値  東証1部 下落率10位
 1日に発表した「指定替えに係る猶予期間入り」が売り材料。
 指定替えに係る猶予期間入り(時価総額)銘柄に指定。

■日本フイルコン <5942>  441円  -45 円 (-9.3%)  本日終値
 日本フイルコン<5942>が急落。株価は約10%安に売られた。1日、20年11月期業績予想の下方修正を発表したことが嫌気された。売上高は258億円から250億円(前期比1.2%増)に修正したほか、営業利益は10億円から5億5000万円(同12.3%減)、純利益は8億円の黒字から5億5000万円の黒字(前期は4億4500万円の赤字)に見直した。国内外の景気減速や新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、得意先が操業停止を余儀なくされ受注は低迷している。産業用機能フィルター・コンベア事業の主要得意先のひとつである食品業界で設備投資が想定よりも低調となったことも響く。これに伴い、産業用機能フィルター・コンベア事業と電子部材・フォトマスク事業で売上高が減少する。利益面では、エッチング加工製品分野の基礎技術に関する特許権者へのライセンス料を費用計上したことも減益要因となる。

■医学生物学研究所 <4557>  3,455円  -50 円 (-1.4%)  本日終値
 医学生物学研究所<4557>は3日続落。1日の取引終了後、集計中の20年3月期連結業績について、純利益を11億円から12億円(前の期比3.8倍)へ上方修正したが市場の反応は限定的のようだ。繰延税金資産の回収可能性について検討した結果、法人税など調整額2億5000万円の利益を計上する見込みとなったことが要因としている。なお、売上高は93億円(同13.7%増)、営業利益14億円(同2.9倍)の従来予想を据え置いている。

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