【市況】後場の日経平均は655円安でスタート、東証33業種すべてがマイナス/後場の寄り付き概況
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
日経平均 : 20674.08 (-655.04)
TOPIX : 1468.24 (-47.47)
[後場寄り付き概況]
後場の日経平均は前日比655.04円安の20674.08円と前引けからやや下げ幅を縮小して始まった。ランチタイム中の225先物は20610円-20720円のレンジで推移。為替は1ドル=105円90銭-106円00銭と朝方よりも円高方向で推移している。アジア市場は全面安商状で、中国・上海総合指数が1%安、香港・ハンセン指数は2%を超える下げとなっている。アジア市場の軟調さや進行する円高が嫌気されるところだが、前場がほぼ一本調子の下げだったことから、後場の日経平均は下げ幅を縮小する形で始まり、その後も縮める方向で動いている。
業種別では、東証33業種すべてがマイナスで、鉄鋼と証券の約6%安を筆頭に、保険、非鉄、海運、建設などが続いている。売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>が5%安と大幅に下落しているほか、米国の長期金利の過去最低更新などを受けて、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>などの金融株の下げが目立っている。その他では、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、東エレク<8035>、キヤノン<7751>、日本電産<6594>などがマイナス推移。一方、大阪大学とアンジェス<4563>などが進める新型ウイルスに対する予防用DNAワクチンの開発に協力すると前日に発表したタカラバイオ<4974>やスピードウェイ買収断念で財務負担懸念が後退した7&iHD<3382>は逆行高となっている。
《HH》
提供:フィスコ