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【材料】<動意株・25日>(前引け)=ソフトフロン、ニューテック、富士フイルム

ソフトフロン <日足> 「株探」多機能チャートより
 ソフトフロントホールディングス<2321>=物色人気でストップ高。傘下のソフトフロントがテレビ会議ソフトなどを手掛けていることから、テレワーク関連として注目が高まっていたことに加えて、この日の朝方、クラウド自動電話サービス「telmee(テルミー)スクリプトコール」が明和ライフサポート(東京都渋谷区)の管理員休務受付に採用されたと発表しており、これを好感した買いが入っている。明和ライフサポートはマンションを中心とした管理員業務・清掃業務を手掛ける企業で、管理員や清掃員の電話による休務連絡などで担当部署の負荷が大きいという課題があったことから、受付業務の一部をtelmeeスクリプトコールによる自動受付に移行することにしたという。これにより、担当部署の従業員は本来の業務に注力できるほか、業務全体の効率アップを図れるなどの効果があるという。

 ニューテック<6734>=異彩高。新型肺炎の対策関連株以外では異色の急騰をみせた。ストレージ開発・販売を主力とし、人工知能(AI)やディープラーニング分野に積極展開、ハードとソフトが一体化したオールイン型の深層学習環境「Deep Station」は収益への貢献が期待されており、AI関連の有力株として頭角を現している。20年2月期第3四半期(19年3~11月)営業利益は前年同期比73%増の2億400万円と急拡大、来期以降の業績も産業機器向け小型NAS製品の大型受注の寄与で業績成長路線を走る公算が大きい。

 富士フイルムホールディングス<4901>=急伸。主力大型株が軒並み大きく売り込まれるなかにあって異彩を放っている。同社が2008年に買収した富山化学が開発した「アビガン」は新型インフルエンザ薬として注目されていたが、これが新型コロナウイルスにも効果があるとの見方から物色人気を集めている。厚生労働省は22日、新型肺炎患者を対象にこの薬の投与を始めたことを発表しており、同社株に買いを誘導している。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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