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【市況】東京株式(前引け)=大幅続伸、米株の連日急騰を受け投資家心理改善

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 6日前引けの日経平均株価は前営業日比483円63銭高の2万3803円19銭と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は7億7543万株、売買代金概算は1兆2863億7000万円。値上がり銘柄数は1927、対して値下がり銘柄数は187、変わらずは45銘柄だった。

 きょう前場の東京市場はリスクオンの流れが強まり、日経平均は寄り付き大幅高で始まり、その後も先物を絡めて上値指向を強めた。中国の新型肺炎について治療薬やワクチン開発に関する報道が相次いだことで、投資家心理が改善。中国政府の景気刺激策に対する期待感なども背景に、前日の米株市場では前々日に続いてNYダウなど主要株指数が急伸しており、この流れを引き継いだ。業種別には33業種全面高で、個別銘柄も東証1部全体の約9割の銘柄が上昇、売買代金は1兆3000億円近くまで膨らんでいる。

 個別ではソニー<6758>が堅調、トヨタ自動車<7203>も買われた。ファーストリテイリング<9983>が大幅高、武田薬品工業<4502>なども上昇した。パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>が物色人気となり、総合メディカルホールディングス<9277>は値上がり率トップに買われた。半面、東京エレクトロン<8035>、富士通<6702>が冴えず、ディー・エヌ・エー<2432>が大幅安。スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>も大きく売り込まれた。メンバーズ<2130>、コロプラ<3668>も急落した。

出所:MINKABU PRESS

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