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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:味の素、東電HD、日立ハイテク

味の素 <日足> 「株探」多機能チャートより
■JEUGIA <9826>  1,574円  +300 円 (+23.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 JEUGIA<9826>がカイ気配でスタートし、気配値を切り上げている。1月31日の取引終了後、西村昌史社長が代表取締役を務めるcross road(京都市中京区)が、同社株式の非公開化を目指してMBOを実施すると発表しており、TOB価格1720円にサヤ寄せする形となっている。カルチャー事業への積極的投資などによる業績への影響を考慮し、株式の非公開化により株価の下落などの悪影響を回避しつつ、中長期的な視点から抜本的かつ機動的な意思決定を行う経営体制を構築するのが狙い。買付予定数は82万2313株(下限55万8795株、上限設定なし)で、買付期間は2月3日から3月17日まで。TOB成立後、JEUGIAは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は、JEUGIA株式を1月31日付で監理銘柄(確認中)に指定している。

■AmidAH <7671>  1,099円  +150 円 (+15.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 AmidAホールディングス<7671>はストップ高の1099円水準でカイ気配となっている。1月31日の取引終了後に発表した第2四半期累計(19年7~12月)連結決算が、売上高13億7800万円(前年同期比4.6%増)、営業利益1億1900万円(同53.1%増)、純利益1億3200万円(同2.9倍)と大幅増益で着地したことが好感されている。EC通販事業で客数、客単価ともに伸長し彫刻、スタンプ、印刷の各売り上げが増加したことに加えて、広告運用の見直しで販管費の削減を図ったことが寄与した。なお、20年6月期通期業績予想は、売上高28億3200万円(前期比4.2%増)、営業利益1億6300万円(同29.7%増)、純利益1億5200万円(同2.9%増)の従来見通しを据え置いている。

■eBASE <3835>  1,672円  +218 円 (+15.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 eBASE<3835>は続急伸している。1月31日の取引終了後、3月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これが好感されている。また、同時に発表した第3四半期累計(19年4~12月)連結決算が、売上高29億8400万円(前年同期比12.8%増)、営業利益6億5200万円(同34.0%増)、純利益4億6400万円(同33.5%増)と大幅増益だったことも好材料視されている。主力のパッケージソフトビジネスのeBASE事業は、食品業界向けが大型案件の減少があったものの、日雑業界向けや住宅業界向けが好調に推移した。また、IT開発アウトソーシングビジネスのeBASE-PLUS事業も堅調に推移し業績拡大に寄与した。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高41億5000万円(前期比2.6%増)、営業利益11億6500万円(同5.9%増)、純利益8億2000万円(同4.5%増)だった。

■保土谷化学工業 <4112>  4,215円  +445 円 (+11.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 31日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は18%減益・通期計画を超過」が好感された。
 保土谷化学工業 <4112> が1月31日大引け後(17:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比17.8%減の19.6億円に減ったが、通期計画の14億円に対する進捗率が140.1%とすでに上回り、さらに5年平均の54.5%も超えた。
  ⇒⇒保土谷化学工業の詳しい業績推移表を見る

■アカツキ <3932>  5,620円  +580 円 (+11.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 アカツキ<3932>は急反騰、一時前週末比13.9%の5740円に買われた。バンダイナムコホールディングス<7832>傘下のバンダイナムコエンターテインメント(東京都港区)と共同開発した「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」iOS版のセールスランキングが、3日朝の時点で1位に浮上し、1月の月間セールスランキングも1位となっており、これを好感した買いが流入しているようだ。また、1月31日の取引終了後に発表された第3四半期累計(19年4~12月)の連結決算は、売上高234億8700万円(前年同期比26.3%増)、営業利益81億4800万円(同1.8%減)、純利益51億9200万円(同10.1%減)と増収減益だった。自社配信タイトルの貢献で増収となったものの、それに伴う収益ミックスの変化や新規タイトルの開発費などが響いた。なお、20年3月期通期業績は非開示としている。

■北陸電力 <9505>  910円  +93 円 (+11.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 31日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は4.7倍増益・通期計画を超過、未定だった今期配当は3期ぶり10円で復配」が好感された。
 北陸電力 <9505> が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比4.7倍の223億円に急拡大し、通期計画の200億円に対する進捗率が111.6%とすでに上回り、さらに5年平均の77.2%も超えた。同時に、従来未定としていた期末一括配当を10円実施し、3期ぶりに復配する方針とした。
  ⇒⇒北陸電力の詳しい業績推移表を見る

■タダノ <6395>  1,023円  +83 円 (+8.8%)  11:30現在
 タダノ<6395>が急反発している。1月31日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、営業利益を100億円から116億円(前期比26.7%減)へ、純利益を50億円から70億円(同38.9%減)へ上方修正したことが好感されている。売上高は2280億円(同21.0%増)の従来見通しを据え置いたものの、第3四半期までで国内向け建設用クレーンや車両搭載型クレーンが増加したほか、海外向けが全ての地域で増加したことなどが要因としている。なお、第3四半期累計(19年4~12月)決算は、売上高1488億7700万円(前年同期比18.8%増)、営業利益105億9900万円(同18.4%増)、純利益67億4400万円(同35.8%増)だった。

■日本ライフライン <7575>  1,427円  +107 円 (+8.1%)  11:30現在
 31日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が4%増益で着地・10-12月期も22%増益」が好感された。
 日本ライフライン <7575> が1月31日大引け後(15:10)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比4.2%増の79.6億円に伸びたが、通期計画の107億円に対する進捗率は73.8%となり、5年平均の72.1%とほぼ同水準だった。
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■味の素 <2802>  1,932.5円  +127.5 円 (+7.1%)  11:30現在
 味の素<2802>が大幅続伸となっている。同社は1月31日取引終了後に、20年3月期第3四半期累計(19年4~12月)の連結決算を発表。事業利益は840億1100万円(前年同期比13.1%増)となり、通期計画880億円に対する進捗率は95.5%となった。動物栄養事業の大幅な減収で売上高は8318億円(同1.7%減)にとどまったが、加工用うま味調味料や調味料・加工食品(海外)及び冷凍食品(日本)などが好調だったことが事業利益を押し上げた。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■都築電気 <8157>  1,469円  +90 円 (+6.5%)  11:30現在
 都築電気<8157>が地合い悪に抗して続伸と気を吐いている。富士通系ディーラーで、情報ネットワークソリューションや電子デバイスのほか、クラウド構築やエッジコンピューティング、人工知能(AI)分野などでも実績が高い。同社は1月31日取引終了後、19年4~12月期決算の発表と合わせて、20年3月期通期業績見通しの上方修正を発表。営業利益は従来予想の35億円から41億円(前期比24%増)に増額しており、これを材料視する買いを引き寄せている。企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)関連投資が拡大するなか、情報ネットワークソリューションの売上高が好調で全体収益を牽引する格好となっている。

■扶桑化学工業 <4368>  3,320円  +200 円 (+6.4%)  11:30現在
 31日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は16%増益」が好感された。
 扶桑化学工業 <4368> が1月31日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比10.8%減の70.4億円に減ったが、通期計画の76億円に対する進捗率は92.7%に達し、5年平均の77.1%も上回った。
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■EIZO <6737>  3,815円  +205 円 (+5.7%)  11:30現在
 31日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は21%増益」が好感された。
 EIZO <6737> が1月31日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.1%減の42.8億円となり、通期計画の56億円に対する進捗率は76.5%となり、5年平均の77.2%とほぼ同水準だった。
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■東電HD <9501>  449円  +14 円 (+3.2%)  11:30現在
 東京電力ホールディングス<9501>が続伸したほか、電力株が総じて強い動き。東証1部業種別騰落率では「電力・ガス」が値上がり率で首位となっている。きょうは、全体相場は波乱含みの地合いを余儀なくされているが、そのなか、内需のディフェンシブストックとして資金シフトの動きがみられる。足もとの業績も四半期ベースで総じて回復色を強めており、前週末1月31日に好決算とあわせ復配を発表した北陸電力<9505>は13%近い上昇をみせるなど人気化している。

■日立ハイテクノロジーズ <8036>  8,120円  +200 円 (+2.5%)  11:30現在
 日立ハイテクノロジーズ<8036>が続伸している。日立製作所<6501>が1月31日の取引終了後、連結子会社である同社の完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、親子上場解消の動きを好感した買いが入っている。日立は現在、日立ハイテク株式の51.73%を所有しているが、完全子会社化することでグループとしての連携をさらに強化し、管理業務の効率化やコスト構造の最適化を通じた収益性改善を図るほか、新たな事業機会の創出などを目指すことが狙い。TOB価格は8000円で、買付予定数は6639万170株(下限2054万8181株、上限設定なし)。買付期間は2月17日から4月6日まで。なおTOB成立後、日立ハイテクは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は1月31日付で、日立ハイテク株式を監理銘柄(確認中)に指定している。

■トプコン <7732>  1,211円  -334 円 (-21.6%)  11:30現在  東証1部 下落率2位
 31日に決算を発表。「今期経常を24%下方修正」が嫌気された。
 トプコン <7732> が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比68.4%減の17.7億円に大きく落ち込んだ。併せて、通期の同利益を従来予想の105億円→80億円(前期は114億円)に23.8%下方修正し、減益率が8.7%減→30.4%減に拡大する見通しとなった。
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■エス・エム・エス <2175>  2,310円  -432 円 (-15.8%)  11:30現在  東証1部 下落率4位
 31日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は36%減益」が嫌気された。
 エス・エム・エス <2175> が1月31日大引け後(15:15)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.4%増の34.1億円となったが、通期計画の68.5億円に対する進捗率は49.8%にとどまり、5年平均の62.8%も下回った。
  ⇒⇒エス・エム・エスの詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 ダイトウボウ <3202>  221円  +50 円 (+29.2%) ストップ高   11:30現在
 正興電機製作所 <6653>  1,028円  +150 円 (+17.1%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 興研 <7963>  3,280円  -700 円 (-17.6%) ストップ安   11:30現在
 環境管理センター <4657>  520円  -100 円 (-16.1%) ストップ安   11:30現在
 など、2銘柄

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