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【市況】【↑】日経平均 大引け| 続伸、米株最高値の流れを受け昨年高値を一時更新 (1月17日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  24103.45
高値  24115.95(09:00)
安値  24013.75(10:38)
大引け 24041.26(前日比 +108.13 、 +0.45% )

売買高  10億7935万株 (東証1部概算)
売買代金  2兆0013億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は続伸、3日ぶりに2万4000円台回復
 2.16日のNYダウは最高値、底堅い米景気指標など好感
 3.昨年高値2万4066円を一時更新、買い一巡後に上昇幅縮小
 4.半導体関連株はSUMCOが上昇、アドテストが下落と高安まちまち
 5.米金融株の上昇を受け三菱UFJなど大手銀行株が値を上げる

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは267ドル高と4日続伸し連日で過去最高値を更新した。12月小売売上高が堅調だったほか、昨年11~12月の年末商戦の売上高も順調な伸びを示したことも好感された。

 東京市場では日経平均株価は続伸し、3日ぶりに2万4000円台を回復した。

 17日の東京市場は、前日のNYダウが堅調な景気指標を背景に最高値を更新した流れを受け、買い先行でスタート。寄り付き直後に日経平均株価は一時、前日比182円高の2万4115円まで上昇し、昨年12月の終値ベースの高値2万4066円を上回る場面があった。ただ、2万4000円を超えた水準では戻り売りに押され、上昇幅は縮小。後場に入ってからは2万4050円前後での一進一退が続いた。

 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が高く、任天堂<7974>も値を上げた。キーエンス<6861>やファナック<6954>、SMC<6273>といった設備投資関連株もしっかり。米金融株の上昇を受け三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株も高い。台湾積体電路製造(TSMC)の決算が好調だったことから半導体関連株の動向が注目されたが、SCREENホールディングス<7735>やSUMCO<3436>は値を上げたものの、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>は安く高安まちまちだった。
 一方、村田製作所<6981>、太陽誘電<6976>が安く、第一三共<4568>は軟調。ワークマン<7564>、神戸物産<3038>も値を下げた。アンリツ<6754>やNEC<6701>、NTTドコモ<9437>といった通信関連株も安い。ダブル・スコープ<6619>やIDOM<7599>、マネーフォワード<3994>、UUUM<3990>も急落した。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファナック <6954> 、スズキ <7269> 、信越化 <4063> 、日東電 <6988> 、SUBARU <7270> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約32円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファミマ <8028> 、太陽誘電 <6976> 、第一三共 <4568> 、大塚HD <4578> 、エムスリー <2413> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約17円。

 東証33業種のうち上昇は27業種。上昇率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)海運業、(3)輸送用機器、(4)金属製品、(5)ゴム製品。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)水産・農林業、(3)小売業、(4)食料品、(5)情報・通信業。

■個別材料株

△三洋貿易 <3176>
 1月末を基準日として1→2の株式分割を実施。
△アプライド <3020> [JQ]
 クロスコンパスとAIソリューション販売拡大で業務提携。
△イルグルム <3690> [東証M]
 「CNAMEトラッキング」導入企業が300社突破。
△イムラ封筒 <3955> [東証2]
 20年1月期期末一括配当を3円増額へ。
△テモナ <3985>
 AIプラットフォーム開発の合弁会社設立。
△AGC <5201>
 「20年12月期営業利益は1割増」との報道。
△ナガオカ <6239> [JQ]
 1→2の株式分割を実施。
△テクポイント <6697> [東証M]
 映像受信用半導体がアルパイン製新型カーナビシリーズに採用。
△壽屋 <7809> [JQ]
 NTTレゾナントとの第2弾共同プロジェクトがスタート。
△スパークス <8739>
 航空タクシー開発で先駆する米企業に投資実行。

▼WSCOPE <6619>
 前期配当を無配転落。
▼関西電 <9503>
 大和証券が投資判断を格下げ。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)三洋貿易 <3176> 、(2)テモナ <3985> 、(3)ヤマト <1967> 、(4)サムコ <6387> 、(5)SI <3826> 、(6)オーケストラ <6533> 、(7)マツダ <7261> 、(8)富士電機 <6504> 、(9)芝浦 <6590> 、(10)PCA <9629> 。
 値下がり率上位10傑は(1)エムアップ <3661> 、(2)タカショー <7590> 、(3)IDOM <7599> 、(4)四国電 <9507> 、(5)インソース <6200> 、(6)WSCOPE <6619> 、(7)ディップ <2379> 、(8)ソースネクス <4344> 、(9)シグマクシス <6088> 、(10)ブラス <2424> 。

【大引け】

 日経平均は前日比108.13円(0.45%)高の2万4041.26円。TOPIXは前日比6.72(0.39%)高の1735.44。出来高は概算で10億7935万株。東証1部の値上がり銘柄数は1194、値下がり銘柄数は837となった。日経ジャスダック平均は3920.58円(1.20円高)。

[2020年1月17日]

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