【市況】東京株式(大引け)=9円高、超閑散商状で売り買いともに手控えムード
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより大引けの日経平均株価は前営業日比9円47銭高の2万3830円58銭と小幅続伸。東証1部の売買高概算は8億6585万株、売買代金概算は1兆2861億6000万円。値上がり銘柄数は994、対して値下がり銘柄数は1030、変わらずは135銘柄だった。
きょうの東京市場は超閑散商状のなか、日経平均も狭いレンジで方向感に欠ける展開となった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株指数が揃って最高値を更新したが、市場エネルギー不足のなか、前日同様に上値を買い進む動きはみられなかった。実質年内最終売買日を今週26日に控え、損益通算を目的とした売りなども重荷となった。値上がりと値下がり銘柄数は若干値下がりが多かったが拮抗している。業種別では水産やサービスなどが上昇、保険や銀行など金融株が売りに押された。海外投資家不在で国内機関投資家も動きがなく、市場参加者不足が際立っている。売買代金は1兆2000億円台にとどまり今年の最低を記録、14年4月以来5年8カ月ぶりの低水準となった。
個別では、ファーストリテイリング<9983>がしっかり、プレサンスコーポレーション<3254>も高い。レーザーテック<6920>が上昇、日本通信<9424>も物色人気となった。LINE<3938>が買い優勢、村田製作所<6981>、太陽誘電<6976>なども堅調。マネジメントソリューションズ<7033>が値上がり率トップとなり、ボルテージ<3639>は値幅制限いっぱいに買われた。CEホールディングス<4320>も高い。
半面、東京エレクトロン<8035>が軟調、トヨタ自動車<7203>も冴えない。NTT<9432>が売りに押され、テルモ<4543>も軟調。シグマクシス<6088>が急落、カナミックネットワーク<3939>、タカラトミー<7867>も大きく値を下げた。ネクソン<3659>も安い。千趣会<8165>が売られ、しまむら<8227>も下値を試した。かんぽ生命保険<7181>も下落した。
出所:MINKABU PRESS

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