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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):バンナムHD、TIS、トリドール

バンナムHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■バンナムHD <7832>  6,692円  +88 円 (+1.3%)  本日終値
 バンダイナムコホールディングス<7832>、コナミホールディングス<9766>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、カプコン<9697>などゲーム関連株に高いものが目立つ。年末商戦を控え、ゲーム関連株に物色の矛先が向かいやすい時期にきており、きょうは半導体や機械セクターなど世界景気敏感株が売られるなか、資金シフトの動きが観測される。また、前日に米グーグルがクラウドゲームサービス「スタディア」の提供を開始しており、改めてクラウドゲーム市場の拡大余地が意識されている。その際、世界的に高い人気を博している日本のゲーム関連企業のIP(知的財産)に着目する動きが出ているようだ。バンナムHDなどはスタディア対応で「ドラゴンボール ゼノバース2」の配信を予定している。

■TIS <3626>  6,370円  +80 円 (+1.3%)  本日終値
 TIS<3626>が6日続伸。SMBC日興証券が19日付で投資判断「2」を継続し、目標株価を6100円から6200円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券によると、受注残高は多く今後の需要環境も良好だと予想。また、新しいクレジットカードシステムサービス「クレジットキューブ+(CC+)」の立ち上げに期待するという。一方、貸借対照表に計上される自社のソフトウェア資産などを回収できるかどうか、注視する必要があろうと指摘している。同証券では、20年3月期の連結営業利益を418億円から430億円、21年3月期は436億円から460億円へぞれぞれ増額修正した。

■トリドール <3397>  3,105円  +25 円 (+0.8%)  本日終値
 トリドールホールディングス<3397>は全体下落相場に逆行してプラス圏で引けた。13日大引け後に発表した上期の好決算を評価する買いが続いており、株価は5日連続の年初来高値更新となっている。20年3月期上期(4~9月)はテレビCMや他社との連携企画などが奏功し、丸亀製麺部門の収益が大きく伸びた。税引き前利益は41億円と従来予想の30億7300万円を大幅に上回って着地。業績好調を踏まえ、通期の同利益予想を従来予想の48億4000万円から52億6600万円に上方修正している。また、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が19日付のレポートで同社株の目標株価を従来の1900円から2400円に引き上げたことも観測されている。

■MTG <7806>  774円  -87 円 (-10.1%)  本日終値
 MTG<7806>が大幅に5日続落し、年初来安値を更新した。同社は19日取引終了後に、19年9月期通期の連結業績予想を修正。営業損益見通しは従来の75億円の赤字から149億円の赤字に下方修正した。売上高予想も395億円から360億円(前の期比38.3%減)に引き下げた。中国での販売減速と韓国での不買運動の影響を受けたほか、美容グッズブランド「リファ」の在庫評価損を計上したことなどが主な要因だとしている。

■カチタス <8919>  5,140円  -210 円 (-3.9%)  本日終値
 カチタス<8919>が大幅反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が19日付で同社を投資判断「Buy(買い)」から「Hold(中立)」に引き下げ、目標株価も従来の5100円から5000円に減額したことが弱材料視された。リポートでは、株価が直近3ヵ月で約27%上昇しており、割安感が薄れたと指摘。一方、中古住宅の販売好調が続いており、20年3月期以降の業績予想は引き上げている。19日には上期好決算への評価を背景に上場来高値となる5440円まで上昇する場面もあり、この日は高値警戒感から売りが優勢となっているようだ。

■第一生命HD <8750>  1,739円  -65.5 円 (-3.6%)  本日終値
 第一生命ホールディングス<8750>、T&Dホールディングス<8795>など生保株が安い。前日に米10年債利回りが続落し、1.8%台を再び下回ってきた。米30年債利回りも低下傾向を強めている。これを受けて前日の米株市場ではJPモルガンやバンク・オブ・アメリカなど金融株の一角が冴えない値動きとなった。東京市場でも長期で資金運用を手掛ける生保セクターにはマイナス材料となっている。

■東京エレクトロン <8035>  22,510円  -360 円 (-1.6%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>が続落。全体相場は先物を絡め日経平均が大きく下値を探っており、指数寄与度の高い値がさ株である同銘柄には向かい風が強まっている。前日の米国株市場ではアプライドマテリアルズやエヌビディアなどの半導体関連が下げ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も続落した。足もとは外国為替市場で1ドル=108円50銭台を割り込むなど円高に振れており、これも株価にマイナス材料となっている。

■コマツ <6301>  2,564円  -38 円 (-1.5%)  本日終値
 中国関連株が安い。コマツ<6301>や日立建機<6305>、ファナック<6954>、商船三井<9104>などが値を下げた。米上院は19日、香港での民主主義を支援する「香港人権・民主主義法案」を全会一致で可決。トランプ大統領が署名すれば成立する状態となった。これを受け、中国は同法案が成立した場合、報復することを改めて表明した。同法案の成立が意識され、この日の香港・ハンセン指数や中国・上海総合指数も下落するなか、日本の中国関連株も売り物が先行する展開となっている。

■日経レバ <1570>  21,420円  -300 円 (-1.4%)  本日終値
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が続落。売買代金は東証1部上場企業のなかで断トツの商いをこなす任天堂<7974>を更に大きく上回る水準をこなしている。日経レバは日経平均に連動するETFで変動率は2倍に基本設定されており、全体相場のボラティリティが高まる場面では、個人投資家を中心に短期筋の売買が活発化する。きょうは、米中対立に対する懸念が高まり前場中盤に急速に下げ幅を広げる展開をみせた。これに連動する形で日経レバも下値を試す動きとなっている。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,009円  -11.5 円 (-1.1%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>、JXTGホールディングス<5020>が安い。19日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物が前日比1.84ドル安の1バレル=55.21ドルと大幅に下落した。米中通商協議に対する不透明感に加え、12月のOPECプラス会合でロシアが減産幅拡大に合意しない公算が大きいとの見方が強まり、需給不安が高まった。この原油安を受け、石油関連株には売りが先行している。

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