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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):神戸鋼、SBG、ペプドリ

神戸鋼 <日足> 「株探」多機能チャートより
■静岡ガス <9543>  904円  -61 円 (-6.3%)  本日終値
 6日に決算を発表。「今期経常を5%下方修正」が嫌気された。
 静岡ガス <9543> が11月6日大引け後(15:00)に決算を発表。19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比32.3%増の87.5億円に拡大した。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の86.2億円→82.3億円(前期は55.8億円)に4.5%下方修正し、増益率が54.2%増→47.3%増に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒静岡ガスの詳しい業績推移表を見る

■セリア <2782>  2,762円  -165 円 (-5.6%)  本日終値
 セリア<2782>が急反落。株価は一時、前日に比べ5.8%安に売られた。SMBC日興証券は6日、同社株の投資評価を「2」から「3」へ引き下げた。目標株価は2700円から2400円に見直した。売上高の低迷が長期化していることが懸念されている。既存店売上高は18年1月以降、ほぼマイナス圏近辺で推移しており、同証券では立地や業態を超えた競争環境に変化が出ている可能性も考慮。既存店売上高の低迷が続けば、株価はもう一段のPER切り下げのリスクがある、とみている。

■神戸製鋼所 <5406>  583円  -34 円 (-5.5%)  本日終値
 6日に決算を発表。「今期最終を一転赤字に下方修正」が嫌気された。
 神戸製鋼所 <5406> が11月6日大引け後(15:30)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益は62.8億円の赤字(前年同期は333億円の黒字)に転落した。併せて、通期の同損益を従来予想の100億円の黒字→50億円の赤字(前期は359億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
  ⇒⇒神戸製鋼所の詳しい業績推移表を見る

■東急建設 <1720>  851円  -39 円 (-4.4%)  本日終値
 東急建設<1720>が3日ぶり反落。6日の取引終了後、20年3月期連結業績の上方修正を発表し、営業利益は120億円から175億円(同20.4%減)に増額した。完成工事高の増加により売り上げが増加していることに加え、工事採算の向上に伴う完成工事総利益率の増加などが利益に寄与する。ただ、この日の株価は売り先行となった。市場では、今期の営業利益を180億円前後と見込んでいただけに、予想に達しなかったことが嫌気されている様子だ。

■ペプチドリーム <4587>  5,100円  -210 円 (-4.0%)  本日終値
 ペプチドリーム<4587>が安い。株価は一時、前日に比べ5.5%安に売られた。米国の空売りファンド「マディ・ウォーターズ」が6日、ペプドリの株価を空売りしていることを宣言したことが話題を呼んでいる。同ファンドはペプドリの開発体制は「車輪のないスポーツカー」と評し、走行は不可能と指摘。2027年までにぺプドリが上市できる製品は多くても1品にとどまると予測している。マディ・ウォーターズは著名アクティビスト(物言う投資家)で16年には日本電産<6594>に空売りを仕掛けたことがある。

■ソフトバンクグループ <9984>  4,226円  -96 円 (-2.2%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>が売り優勢で始まるも2%前後の下げにとどまった。同社が前日取引終了後に発表した20年3月期第2四半期(4~9月)決算は最終利益が4215億5200万円(前年同期比50%減)となった。7~9月期に限れば最終損益は7000億円の巨額赤字となり、これを嫌気する売りが出た。米オフィス大手ウィーワークの運営会社ウィーカンパニー関連の投資損失の影響からファンド事業で1兆円近い損失が発生したことが業績に反映された。ただ、取引開始前は目先4000円大台を巡る攻防となる展開も想定されたが、フタを開けてみると下値に買いが厚く下げは小幅にとどまった。

■Amazia <4424>  4,945円  +700 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値
 Amazia <4424> [東証M]がストップ高。6日大引け後に発表した19年9月期の経常利益(非連結)は前の期比5.1倍の3.9億円に伸びて着地。続く20年9月期も前期比36.9%増の5.4億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も電子書籍市場が拡大するなか、マンガアプリ「マンガBANG!」の利用者増加を背景とする高成長が続く。

■高田工業所 <1966>  716円  +100 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値
 高田工業所<1966>がストップ高。同社は6日取引終了後に、20年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。営業利益は16億6000万円(前年同期比78.0%増)となり、従来予想の11億2000万円から上振れ着地した。売上高は269億5600万円(同8.4%増)で、従来予想の240億円を上回った。化学プラントの定修工事や電力設備の建設工事が増加したほか、利益面では業務効率化によるコストダウンや生産性の向上に努めたことが寄与した。なお、通期業績予想は売上高475億円(前期比3.5%減)、営業利益18億3000万円(同14.6%減)とする従来計画を据え置いている。

■サンデンHD <6444>  838円  +117 円 (+16.2%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 サンデンホールディングス<6444>が大幅高、一時113円高と値を飛ばし800円台を回復、5月の急落時に開けたマドを埋めてきた。株価は8月下旬から既に戻り足を強めていたが、足もとは一気に上昇加速となった。同社が6日取引終了後に発表した20年3月期第2四半期(4~9月)決算は、経常利益が26億7600万円の赤字となる一方、最終損益が17億7800万円(前年同期実績は11億8400万円の赤字)と黒字に転換した。20年3月期ついても予想を修正し、最終利益5億円の従来計画から90億円に上方修正している。子会社サンデン・リテールシステムの株式売却に伴う特別利益計上が寄与したもの。同社は空売りが高水準。信用取組は売り長となっており信用倍率が1倍を下回っているほか、日証金では株不足で逆日歩がついた状態にある。今回の決算を受け、短期資金の流入と空売りの買い戻しが合わさる形で一気に株価を浮上させた。

■シダー <2435>  222円  +27 円 (+13.9%)  本日終値
 6日に業績修正を発表。「上期経常を赤字縮小に上方修正」が好感された。
 シダー <2435> [JQ] が11月6日大引け後(15:30)に業績修正を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益を従来予想の9200万円の赤字→3100万円の赤字(前年同期は1億0300万円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒シダーの詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 三櫻工業 <6584>  1,473円  +300 円 (+25.6%) ストップ高   本日終値
 アイスタディ <2345>  887円  +150 円 (+20.4%) ストップ高   本日終値
 ホープ <6195>  6,110円  +1,000 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値
 UMCエレ <6615>  645円  +100 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値
 霞ヶ関キャピタル <3498>  7,090円  +1,000 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 リンクバル <6046>  418円  -100 円 (-19.3%) ストップ安   本日終値
 松尾電機 <6969>  461円  -100 円 (-17.8%) ストップ安   本日終値
 など、2銘柄

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