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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 Tホライゾン、インフォMT、ゴールドクレ (31日大引け後 発表分)

Tホライゾン <日足> 「株探」多機能チャートより

 31日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 Tホライゾン <6629> [JQ]  ★上期経常が2.5倍増益で着地
 ◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の7.5億円に急拡大して着地。教育ICT化が進展するなか、事業譲受で新たに開始した電子黒板事業が大きく伸びたうえ、主力の書画カメラや業務用ドライブレコーダーも堅調に推移し、32.4%の大幅増収を達成したことが寄与。
  通期計画の12億円に対する進捗率は62.8%に達しており、業績上振れが期待される。

 トーエネク <1946>   ★今期経常を一転11%増益に上方修正、配当も25円増額
 ◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比59.9%増の50億円に拡大し、従来予想の35億円を上回って着地。一般得意先向けの屋内線工事や空調管工事などが増加したうえ、太陽光発電所の売電収入も伸びた。受注工事の採算改善に加え、作業効率化やコスト削減なども大幅増益につながった。
  併せて、通期の同利益を従来予想の91億円→113億円に24.2%上方修正。従来の10.3%減益予想から一転して11.4%増益見通しとなった。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の110円→135円(前期は105円)に増額修正した。

 メンバーズ <2130>   ★上期税引き前は61%増益で上振れ着地
 ◆20年3月期上期(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比61.4%増の3.4億円に拡大し、従来予想の2.3億円を上回って着地。企業のデジタルマーケティング領域への旺盛な投資意欲を背景に、前期に新規獲得したWebサイト運用サービスの顧客との取引が拡大したことが収益を押し上げた。

 インフォMT <2492>   ★1-9月期(3Q累計)経常が26%増益、1→2の株式分割を実施
 ◆19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比25.6%増の20.3億円に伸びて着地。主力の飲食業界向け受発注、規格書プラットフォームなどの利用拡大で月額システム使用料が増加したことが寄与。大型システム開発投資の償却期間満了に伴い、ソフトウエア償却費が減少したことも増益の要因となった。通期計画の24.1億円に対する進捗率は84.6%に達しており、業績上振れが期待される。
  併せて、12月末時点の株主を対象に、1→2の株式分割を実施すると発表。株式流動性の向上や投資家層の拡大が期待される。

 TAC <4319>   ★上期経常を一転47%増益に上方修正
 ◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の8.1億円→12.5億円に53.4%上方修正。従来の4.4%減益予想から一転して46.5%増益見通しとなった。出版物の返品に係る引当金の純繰入額が想定を下回ったことに加え、広告宣伝費を中心にコスト削減を進めたことで採算が大きく改善した。保険積立金の解約による受取保険金9500万円を計上したことも利益を押し上げた。

 カッパクリエ <7421>   ★今期経常を20%上方修正
 ◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の15億円→18億円に20.0%上方修正。増益率が97.4%増→2.4倍に拡大する見通しとなった。店舗作業の改善による生産性向上や廃棄ロスの削減などの成果が計画を上回ることが上振れの要因となる。

 タムロン <7740>   ★今期経常を14%上方修正
 ◆19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比35.2%増の48.7億円に拡大して着地。自社ブランド交換レンズの新製品の販売が好調で、写真関連事業の採算が改善したことが寄与。車載カメラ用レンズや産業向け監視カメラ用レンズなどの販売が大きく伸びたことも増益に貢献した。
  併せて、通期の同利益を従来予想の59億円→67億円に13.6%上方修正。増益率が0.4%増→14.0%増に拡大する見通しとなった。

 前沢化成 <7925>   ★今期経常を一転11%増益に上方修正
 ◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の9.5億円→10.8億円に13.7%上方修正。従来の2.7%減益予想から一転して10.7%増益見通しとなった。ビル設備分野製品などの販売が堅調に推移するなか、経費削減が進むことが上振れの要因となる。

 クリナップ <7955>   ★上期経常を6.8倍上方修正、通期も増額
 ◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の3.3億円→22.5億円に6.8倍上方修正。回復基調にあった持ち家の新設住宅着工戸数が足踏みしたものの、消費増税前の駆け込み需要が追い風となり、売上高が計画を上回ったことが寄与。原価低減や販管費の削減を進めたことも利益を大きく押し上げた。
  併せて、通期の同利益も従来予想の11.5億円→25億円に2.2倍上方修正した。

 ゴールドクレ <8871>   ★今期経常を23%上方修正
 ◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の105億円に急拡大して着地。都心部を中心に新築マンションの引き渡し件数が大幅に増加したことが寄与。併せて、通期の同利益を従来予想の91億円→112億円に23.1%上方修正。増益率が14.2%増→40.5%増に拡大する見通しとなった。

 インプレス <9479>   ★上期経常を85%上方修正、通期も増額
 ◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2.4億円→4.4億円に85.4%上方修正。増益率が23.7%増→2.3倍に拡大する見通しとなった。音楽アーティスト関連の大型ムック本の販売が伸びたほか、IT分野のメディアと連携したイベントやデジタルメディア広告などが好調だったことが寄与。
  併せて、通期の同利益も従来予想の3.5億円→4.5億円に28.6%上方修正。増益率が20.3%増→54.6%増に拡大する見通しとなった。

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