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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ヤフー、三菱UFJ、カカクコム

カカクコム <日足> 「株探」多機能チャートより
■ヤフー <4689>  286円  +5 円 (+1.8%)  本日終値
 4日、ヤフー <4689> が発行済み株式数の27.5%にあたる18億4227万3100株の自社株を消却すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は9月30日。

■三菱UFJ <8306>  515.8円  +7.3 円 (+1.4%)  本日終値
 銀行株が軒並み高。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といったメガバンクや七十七銀行<8341>や静岡銀行<8355>など地銀株がそろって値を上げている。中国の新華社通信は、米国と中国が10月初めに米中閣僚会議を開催すると報道したと伝わった。これを受け、市場には米中貿易摩擦への警戒感が後退。時間外のNYダウの先物が大幅高となっているほか、米10年債利回りも早朝の1.47%前後が足もとでは1.52%前後へ上昇している。これを受け、銀行株に買いが集まっている格好だ。

■東京ドーム <9681>  981円  -90 円 (-8.4%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 4日に発表した「日経平均株価の構成銘柄から除外」が売り材料。
 10月1日から日経平均株価の構成銘柄から除外。

■カカクコム <2371>  2,464円  -140 円 (-5.4%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 カカクコム<2371>が急落し、日本化薬<4272>が急伸。日本経済新聞社は4日の取引終了後、日経平均株価の定期入れ替えを発表し、エムスリー<2413>を新規採用し、東京ドーム<9681>の除外を明らかにした。これを受け、エムスリーが前日に比べ一時11%超の上昇と急騰し東京ドームは同8%超安と急落している。その一方で、新規採用候補に挙げられていたカカクコムは失望売りで大幅安となっているほか、除外候補とされていた日本化薬は買い安心感から急伸するなど明暗が分かれている。また、同じく新規採用候補に挙げられていたZOZO<3092>や任天堂<7974>は軟調推移となった。

■パス <3840>  140円  +18 円 (+14.8%)  本日終値
 パス<3840>は急騰。同社は4日取引終了後、子会社ブロックシャイン・ジャパンがアリババ・クラウド社と業務提携契約を締結したことを発表、日本で開設を予定するブロックチェーンセンターの運営をアリババ・クラウドが技術面でサポートする計画でこれを材料視する買いが集中した。

■三城ホールディングス <7455>  300円  +32 円 (+11.9%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 4日、三城ホールディングス <7455> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.98%にあたる50万株(金額で1億5000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は9月5日から12月30日まで。

■北沢産業 <9930>  263円  +12 円 (+4.8%)  本日終値
 北沢産業<9930>が高い。業務用厨房機器の大手で、中食市場の拡大を背景にスーパー向け受注を拡大させているほか、訪日客の増勢が続くなか、これを追い風にホテル向け営業を積極化させ需要を捉えている。20年3月期は営業利益段階で前期比9.4%増の3億6000万円と2ケタ近い増益を見込んでいる。同社の実質的な筆頭株主は光通信<9435>で、ここ光通信が大株主に入っている銘柄が相次いで動意するなか、その連想も働いている。

■ネットマーケティング <6175>  761円  +21 円 (+2.8%)  本日終値
 ネットマーケティング<6175>が反発。4日の取引終了後に発表した8月度の月次IRニュースで、恋活・婚活マッチングアプリ「Omiai」の累計会員数が461万1000人となり、前月比11万8000人(2.6%)増と会員数が順調に増加していることが好感された。なお、前年同月比では34.7%増だった。

■応用地質 <9755>  1,064円  +29 円 (+2.8%)  本日終値
 応用地質<9755>が高い。この日、日立製作所<6501>と地下埋設物情報提供サービスの協業に向けた覚書を締結したと発表しており、これが好材料視されたようだ。同サービスは、現状の位置・属性などの地下空間情報を独自に収集、データベース化及び3次元可視化し、地下情報を必要とする上下水道、ガス、電気、通信などの道路占用事業者や設計事業者、施工会社などに対して、統合的な地下埋設物の情報を提供するというもの。応用地質が保有する、レーダ探査装置、GNSSカメラ(位置検出用)を搭載し、最大時速60キロメートルでレーダ探査が可能な埋設物探査車両を活用して、対象となる地域の調査、レーダをはじめとする各種画像、位置情報を収集し、その情報を日立が保有するデータや画像解析技術により、埋設管・構造物・地質境界などの埋設物情報を自動判別するという。今後、両社は実証実験を通じてサービスの事業化を推進するとしている。

●ストップ高銘柄
 ITbook <1447>  432円  +80 円 (+22.7%) ストップ高   本日終値
 栄電子 <7567>  436円  +80 円 (+22.5%) ストップ高   本日終値
 インタートレード <3747>  907円  +150 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値
 アトラ <6029>  533円  +80 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値
 地域新聞社 <2164>  1,029円  +150 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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