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【注目】今週の「妙味株」一本釣り! ─ メタウォータ

メタウォータ <日足> 「株探」多機能チャートより

●メタウォータ <9551>  【目標株価】4300円(9日終値3700円)

「第1四半期の受注高14%増、7月以降も相次いで工事を獲得」

 メタウォーター <9551> は7月29日に上場来高値4080円をつけたあと一服商状となっているが、ここは押し目買い好機と捉えたい。下値は3600円近辺に位置する25日移動平均線や、3400円近辺にある75日移動平均線がサポートラインとして意識されそうだ。

 同社は上下水処理設備工事の大手。国内の上下水道は、高度経済成長期に整備された施設・設備の老朽化問題を抱えているほか、大地震やゲリラ豪雨などへの対策が急務となっており、今後の事業環境の改善が期待される。

 こうしたなか、7月25日に発表された20年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、売上高が148億4800万円(前年同期比28.2%増)、営業損益が15億6300万円の赤字(前年同期は23億1600万円の赤字)で着地。同社は国内公共事業が大半を占めるため収益は第4四半期に偏る傾向があるが、第1四半期の受注高は288億1500万円(前年同期比13.6%増)に拡大した。

 7月以降も東京都下水道局から北多摩2号水再生センター汚泥焼却設備再構築工事(契約金額35億7500万円)や、東尾久浄化センター尾久系ポンプ室沈砂池機械設備工事(契約金額22億円)などを相次いで獲得。従来計画で据え置いている通期業績予想の売上高1250億円(前期比6.5%増)、営業利益80億円(同5.2%増)の上振れを期待したい。


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