【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):セラク、Sワイヤー、ガーラ
セラク <日足> 「株探」多機能チャートより
クックビズ<6558>が大幅反発。午前10時ごろ、19年4月に開始したサブスクリプションサービス「クックビズダイレクトプラス」の利用企業が300社を突破したと発表しており、これを好感した買いが入った。同サービスは、業界特化型のサービスのため、「飲食で働きたい」または「飲食で経験がある」人だけが登録しており、人材データベースの登録数は13万人以上、9割以上が業界経験者という特徴がある。月額10万円で何人でも採用が可能なサブスクリプションサービスで、初期費用や成功報酬費用が発生しないため、採用すればするほど採用単価を下げることができるとしている。
■セラク <6199> 771円 +46 円 (+6.3%) 本日終値 東証1部 上昇率7位
セラク<6199>が続急伸。ITインフラ構築やWebマーケティングなど幅広く展開、ITインフラでは企業が積極投資を進めるクラウド分野で強みを発揮している。IT技術者不足が顕著となるなか、人材育成事業にも踏み込んでおり、継続的に年間1000人のIT技術者養成を目指すプログラム「テクトレ」も開講するなどで注目を集めている。19年8月期営業利益は前期比33%増の7億2000万円と大幅な伸びを見込んでいる。
■クレステック <7812> 1,298円 +62 円 (+5.0%) 本日終値
19日、東証がクレステック <7812> [JQ]を26日付で東証2部に市場変更すると発表したことが買い材料視された。知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。
■ソーシャルワイヤー <3929> 908円 +39 円 (+4.5%) 一時ストップ高 本日終値
ソーシャルワイヤー<3929>が続伸。18日に、反社チェックツール「RISK EYES(リスクアイズ)」の問い合わせ件数が、5月から6月にかけて対前月比で713%急増していると発表。20日に、雨上がり決死隊の宮迫博之さんと、ロンドンブーツ1号2号の田村亮さんが記者会見を行ったことで、改めて注目されているようだ。「RISK EYES」は、「法人名」「人名(代表者名など)」と「“逮捕”などのネガティブワード」との複合条件で、「WEBニュース記事」「新聞記事」を検索できるサービス。今年に入り、4月に某信用金庫が反社勢力に融資していたことや、6月には芸能人による闇営業問題が大きなニュースになったことで、関心が高まっているようだ。
■ガーラ <4777> 306円 +11 円 (+3.7%) 本日終値
ガーラ<4777>が続急伸。前週末19日の取引終了後、アエリア<3758>とVR事業に関して業務提携したと発表したことが好感された。ガーラは今年5月、VR技術を使ったVRプラットフォーム「MonsterVR」の開発会社で、VRプラットフォーム事業及びVRテーマパーク事業のサービスを提供している韓国のGPM社と「MonsterVR」の日本における営業代理店として業務提携契約を締結しているが、今回、販売代理店事業の一つとしてアエリアと業務提携を締結した。今後、アエリアが提供している民泊用の部屋にVRが体験できる機器である「Monsterキオスク」を設置し、宿泊客が部屋でVRゲームやVRコンテンツを楽しめるようにするほか、アエリアはガーラを通じて「MonsterVR」機器をさまざまなシーンに導入するとしている。
■日本社宅サービス <8945> 1,033円 +29 円 (+2.9%) 本日終値
日本社宅サービス<8945>が続伸。7月20日に、東証1部指定記念株主優待を実施すると発表したことが好感された。19年12月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、一律で1000円分のクオカードを贈呈するとしている。同時に、集計中の19年6月期連結業績について、売上高が88億9100万円から84億3700万円(前の期比7.0%増)、営業利益が9億6800万円から9億5500万円(同18.3%増)へ下振れて着地したようだと発表した。新サービスや付帯サービスの開発で計画の遅れが生じたほか、施設総合管理事業でマンション管理サービスの専有部に向けた推奨販売の取り組みの遅れや、不動産サービスの買い取り再販の計画未達などが要因としている。なお、期末配当を従来予想の10円から13円に引き上げており、年間配当は22円(従来予想19円、前期18円)となる。
■ギークス <7060> 3,215円 +70 円 (+2.2%) 本日終値
ギークス<7060>が高い。IT人材の不足が顕著となるなか、近年はフリーランス市場が拡大する傾向が強まっている。そのなか、同社はフリーランスのIT人材を企業とマッチングさせる仲介ビジネスを展開。Webやアプリなどの開発技術を有するフリーランスの累計登録者数は約1万5000人にのぼっており、時流に乗る銘柄として改めて注目されている。受託に特化したゲーム開発事業ではヒット作運営のノウハウを強みとしており、引き合い旺盛。20年3月期は前期比18%増の6億5000万円と前期の46%増益に続き大幅な伸びを確保する見通し。
■ケアサービス <2425> 585円 +10 円 (+1.7%) 本日終値
ケアサービス<2425>が反発。19日の取引終了後、居宅介護支援や訪問介護事業を展開するひだまり(東京都江東区)の全株式を取得し子会社化すると発表しており、これを好感した買いが入った。ケアサービスの在宅介護事業は、東京23区を中心としたドミナント戦略を展開することで成長してきたが、今回の株式取得では近隣のデイサービスとの相互活性化を図り、さらに江東区とその隣接地域における深耕拡大の足掛かりとして在宅介護事業の強化につなげるのが狙いという。取得価額は非開示。なお、20年3月期業績への影響は軽微としている。
■アイティフォー <4743> 876円 +7 円 (+0.8%) 本日終値
アイティフォー<4743>が続伸。同社はきょう、老舗高級スーパーマーケットを運営する紀ノ国屋(東京都港区)から「RITS(リッツ)ギフト管理システム」を受注したと発表。「RITSギフト管理システム」は、アイティフォーの小売業向け基幹システム「RITSクラウド」のモジュールで、中元や歳暮などギフトを購入した顧客の管理を実現するシステム。なお、このシステムは20年2月の本番稼働を予定している。
●ストップ高銘柄
メディア工房 <3815> 439円 +80 円 (+22.3%) ストップ高 本日終値
以上、1銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース