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【特集】デジハHD Research Memo(4):モバイルゲーム向けのサービスは増加するデバッグ需要を確実に獲得

デジハHD <日足> 「株探」多機能チャートより

■デジタルハーツホールディングス<3676>の業績動向

2. エンターテインメント事業
エンターテインメント事業の売上高は15,951百万円(前期比2.5%増)、セグメント利益3,086百万円(4.0%増)増収増益を達成した。同セグメントでは、主に、コンソールゲーム、モバイルゲーム、アミューズメント機器のデバッグ、ゲームの受託開発、プロモーション活動支援等のサービスを提供している。

デバッグサービスについては、アミューズメントが規制強化の影響により大幅減収となったほか、モバイルソリューションが2ケタ成長を継続しており、デバッグサービス全体の売上高は13,103百万円(同0.6%減)と前期と同水準の売上高を維持した。モバイルゲーム向けのサービスは、引き続き運営フェーズを中心に増加するデバッグ需要を確実に獲得している。

クリエイティブでは、ゲーム開発や2D/3Dグラフィック制作等、コンテンツ制作におけるクリエイティブ領域全般にわたる制作サポートサービスを提供しており、同サービスの売上高は1,891百万円(同8.4%増)となった。技術力の高い人材の確保・育成に注力し、サービス品質の向上に努めたことにより、継続的なゲーム開発案件に加え、新規案件の獲得が順調に進んでいる。

メディア及びその他では、日本最大級の総合ゲーム情報サイト「4Gamer.net」等の運営やカスタマーサポートサービス等を提供。同サービスの売上高は956百万円(同49.8%増)と大きく伸びている。これについては、前期より新たに開始したカスタマーサポートサービスにおいて、順調に案件を獲得したことが大きい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 村瀬智一)

《ST》

 提供:フィスコ

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