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【材料】<動意株・11日>(前引け)=千代田化工建設、串カツ田中、シルバーライフ

千代建 <日足> 「株探」多機能チャートより
 千代田化工建設<6366>=大幅高。株価は業績不安を背景に5月10日に253円の年初来安値をつけたが、その後は底値圏で売り物をこなし、5月下旬を境に急浮上に転じてきた。ここ低位株の一角が人気化しているが、共通項となっているのは取組妙味。同社株は5月31日申し込み現在で信用倍率0.92倍と売り買いがっぷり四つ、売り残は1000万株を超えている。日証金ベースでも大幅に売り長となっている。

 串カツ田中ホールディングス<3547>=急反発。同社は10日取引終了後、未定だった市場変更先が東証1部に決定したことを発表、これが買い戻しを誘導する契機となった。これまで市場変更先は東証1部もしくは東証2部としていた。市場変更に合わせ株式売り出しを実施すると発表したことを受けて、株価は6月に入り急落していたが、2000円大台を割り込んだことで突っ込み警戒感も生じ、目先リバウンドに転じた形だ。

 シルバーライフ<9262>=急騰。同社は10日の取引終了後、19年7月期の単独業績予想について、営業利益を6億8700万円から8億7000万円(前期比45.1%増)へ、純利益を4億6300万円から6200万円(同43.8%増)へ上方修正したことが好感されている。売上高は従来予想の77億1600万円(同17.9%増)を据え置いたものの、自社工場の作業工程効率化とスケールメリットを生かした価格交渉力で、期初見込んでいた材料費の高騰が限定的となり売上総利益率が向上したことが利益を押し上げた。また、配送回数の変更による運賃比率の上昇を想定より抑制したことなど、販売管理費がコントロールできたことも寄与した。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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