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【材料】サイネックス---19年3月期増収、ロジスティクス事業が順調に推移

サイネックス <日足> 「株探」多機能チャートより

サイネックス<2376>は10日、2019年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比7.5%増の139.28億円、営業利益が同25.2%減の3.84億円、経常利益が同14.6%減の4.28億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.1%減の2.95億円となった。

出版事業の売上高は前期比1.0%減の78.61億円、セグメント利益は同0.1%増の12.16億円となった。官民協働による行政情報誌「わが街事典」は、218の市区町村と共同発行した結果、当年度末における累計の共同発行自治体数は876、再版を含めた累計発行版数は1,559となった。さらに子育てや医療・健康情報、行政Q&A情報などジャンル別行政情報誌の発行にも取り組むとともに、50音別電話帳「テレパル50」は、行政情報や特集企画を掲載した電話帳の発行を進めた。

WEB・ソリューション事業の売上高は前期比2.9%減の26.66億円、セグメント損失は0.6百万円(前期は0.25億円の利益)となった。ふるさと納税事務の一括業務代行に関する協定は26の市町村と締結し、累計の協定締結自治体数は125となった。また、自治体向けホームページ・アプリ開発サービスは、18の市町村・団体と契約を締結し、累計の契約自治体数は31となった。プロモーションサービス、ふるさと納税支援事業はほぼ予定どおり進捗した。

ロジスティクス事業の売上高は前期比50.3%増の33.51億円、セグメント利益は同2.9%増の0.60億円となった。郵便発送代行事業は、官公庁の案件や代理店を中心に積極的な受注活動に取り組み、他社利用の顧客の獲得を積極的におこなったことから順調に推移し、ポスティング事業も新規顧客の開拓に引き続き努めた。

不動産事業の売上高は前期比34.7%増の0.48億円、セグメント利益は同97.6%増の0.27億円となった。同社および連結子会社サンマークの不動産賃貸収入によるもの。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.5%増の140.00億円、営業利益が同32.8%増の5.10億円、経常利益が同23.7%増の5.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同11.7%増の3.30億円を見込んでいる。

《MH》

 提供:フィスコ

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