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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ブレインP、メンバーズ、楽天 (10日大引け後 発表分)

ブレインP <日足> 「株探」多機能チャートより

 10日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ブレインP <3655>   ★今期経常最高益予想を38%上乗せ
 ◆19年6月期第3四半期累計(18年7月-19年3月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の9億円に急拡大して着地。主力のアナリティクス事業で案件の大型化・長期化が進んだうえ、効率的なプロジェクト管理で採算も改善したことが寄与。また、ソリューション事業では機械学習・予測分析システムを活用した分析支援案件などの受注が好調だった。
  業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の8.3億円(予想レンジ中値)→11.5億円に37.7%上方修正。増益率が40.1%増→93.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 ジェイエイシ <2124>   ★1-3月期(1Q)経常は59%増益で着地
 ◆19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比59.1%増の21.1億円に拡大して着地。主力の国内人材紹介事業で前期第4四半期に成約した案件などが寄与し、25.1%の大幅増収を達成した。業種別では電気・機械・化学、消費・サービス、IT関連などが大きく伸びた。
  上期計画の27.2億円に対する進捗率は77.6%に達しており、業績上振れが期待される。

 メンバーズ <2130>   ★今期税引き前は29%増で6期連続最高益、2.5円増配へ
 ◆19年3月期の連結税引き前利益は前の期比45.8%増の9.6億円に拡大し、従来予想の7.9億円を上回って着地。続く20年3月期も前期比28.7%増の12.4億円に伸び、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期はデジタルマーケティング支援の新規顧客が拡大したうえ、人材配置の最適化や販管費の抑制も上振れに貢献した。今期は企業の旺盛な需要を背景に、マーケティング支援の提供社数の増加とデジタル人材派遣の拡大を見込む。
  業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比2.5円増の14円に増配する方針とした。

 アートSHD <3663> [東証2]  ★1-3月期(1Q)経常は26%増益・通期計画を超過
 ◆19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比26.0%増の2億5200万円に伸びて着地。マンガ・イラスト・アニメ制作ソフトなどの販売が好調だったクリエイターサポート事業が収益を牽引した。
  第1四半期実績だけで、すでに通期計画の2億0400万円を上回っており、業績上振れが期待される。

 楽天 <4755>   ★1-3月期(1Q)税引き前は4.3倍増益で着地
 ◆19年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前利益は前年同期比4.3倍の1124億円に急拡大して着地。投資事業で3月にナスダックへ上場した米リフトの株式売却益1104億円を計上したことが収益を押し上げた。

 東洋合成 <4970> [JQ]  ★今期経常は8%増で2期連続最高益、10円増配へ
 ◆19年3月期の経常利益(非連結)は前の期比43.9%増の15.6億円に拡大し、従来予想の13.5億円を上回って着地。続く20年3月期も前期比8.5%増の17億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期は半導体・フラットパネルディスプレー向け感光性材料や高純度合成溶剤の販売が好調だったことが上振れの要因。今期は半導体やフラットパネルディスプレーの需要拡大や生産能力の増強を背景に、2ケタ増収を見込む。
  併せて、今期の年間配当は前期比10円増の20円に大幅増配する方針とした。

 グレイス <6541>   ★今期経常は31%増で8期連続最高益更新へ
 ◆19年3月期の経常利益(非連結)は前の期比38.7%増の5.7億円に伸び、従来予想の4.9億円を上回って着地。続く20年3月期も前期比30.5%増の7.4億円に拡大し、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はクラウド型マニュアル管理システム「e-manual」の導入を進めるほか、次世代AIマニュアル「Grace Vision」の販売を伸ばし、24.7%の大幅増収を見込む。
  併せて、従来未定としていた前期の期末一括配当を7円実施するとし、今期の年間配当は未定とした。

 クレオ <9698> [JQ]  ★今期経常は46%増で2期連続最高益、9円増配へ
 ◆19年3月期の連結経常利益は前の期比54.5%増の7億円に伸びて着地。続く20年3月期も前期比45.9%増の10.3億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期は主力の会計・人事給与パッケージソフトを中心とするソリューション事業で大型案件を受注したことが収益を押し上げた。今期は17年4月に実施したグループ再編による製品・サービスのソリューション化の進展などで、2ケタ増収増益を目指す。
  併せて、今期の年間配当は前期比9円増の34円に増配する方針とした。

 ミロク情報 <9928>   ★今期経常は23%増で9期連続最高益、4円増配へ
 ◆19年3月期の連結経常利益は前の期比14.2%増の50.5億円で着地。続く20年3月期も前期比22.6%増の62億円に伸びを見込み、9期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期も企業の旺盛なIT関連投資ニーズが続くなか、中堅・中小企業向け統合業務ソフトの新規顧客開拓を進め、8.6%の増収を見込む。
  併せて、今期の年間配当は前期比4円増の38円に増配する方針とした。

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