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【通貨】明日の為替相場見通し=TAG交渉などを注視

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、再度112円ラインを突破できるかが焦点となりそうだ。予想レンジは111円60~112円50銭。

 この日は午前9時過ぎに一時112円09銭まで上昇後、上値では利益確定売りも膨らみ、夕方の欧州時間にかけ111円90銭台に軟化した。15日から16日にかけ日米の物品貿易協定(TAG)交渉が開催されており、通貨安誘導を禁じる為替条項の導入などが警戒されるなか、ドル円相場の上値を抑える要因となっている。ただ、米株式市場はNYダウやS&P500種などが最高値を視野に入れる展開となっており、恐怖指数の「VIX指数」も低下基調にある。全体相場がリスクオン姿勢を強めれば、112円ライン突破も期待できそうだ。今晩は4月のニューヨーク連銀製造業景況感指数やエバンス・シカゴ連銀総裁の講演などが予定されている。


出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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