【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 オプトエレ、ロゼッタ、三菱倉 (22日大引け後 発表分)
オプトエレ <日足> 「株探」多機能チャートより
22日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
オプトエレ <6664> [JQ] ★12-2月期(1Q)経常は3倍増益、対通期計画74%進捗
◆19年11月期第1四半期(18年12月-19年2月)の連結経常利益は前年同期比3.0倍の2.6億円に急拡大して着地。米国で2次元スキャナーやモジュールの販売が大きく伸びたことが寄与。売上原価や販管費の低減に取り組んだことも大幅増益に貢献した。
第1四半期実績だけで、通期計画の3.6億円に対する進捗率は74.4%に達しており、業績上振れが期待される。
ピーエス三菱 <1871> ★今期最高益予想を41%上乗せ、配当も14円増額
◆19年3月期の連結最終利益を従来予想の49.6億円→70億円に41.1%上方修正。増益率が29.0%増→82.1%増に拡大し、従来の25期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。手持ち工事が想定より進んだうえ、工事採算が上向くことも上振れに貢献する。繰延税金資産の計上に伴い、税金負担が減少することも最終利益を押し上げる。
併せて、期末一括配当を従来計画の18円→32円(前期は18円)に大幅増額修正した。期末配当利回りは5.38%に上昇し、配当権利日の26日を目前に、配当取り狙いなどの買いが期待される。
キーウェア <3799> [東証2] ★今期経常を27%上方修正、配当も4円増額
◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の3億円→3.8億円に26.7%上方修正。減益率が35.5%減→18.3%減に縮小する見通しとなった。受注が好調に推移する中、持分法投資利益が想定を上回ることが上振れの要因となる。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の8円→12円(前期は8円)に大幅増額修正した。予想PERが19.7倍→12.3倍に低下する一方、期末配当利回りは2.59%に上昇し、割安感が強まった。
ロゼッタ <6182> [東証M] ★非開示だった前期経常は2期ぶり最高益更新へ
◆19年2月期の連結経常損益は3億5000万円の黒字(前の期は1400万円の赤字)に浮上し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。MT事業で17年11月に発売した自動翻訳システム「T-4OO(ver.2)」の販売が急増したことが寄与。スピード翻訳の買収効果も加わり、売上高は前の期比44.6%増の29億円と大幅増収を見込む。
エンシュウ <6218> ★今期配当を10円で11期ぶり復配へ
◆従来無配としていた19年3月期の期末一括配当を10円実施し、11期ぶりに復配する方針とした。好調な業績と財務改善を踏まえ、株主への利益還元を復活する。今期は最終利益が計画値の15億円(前期比2.5倍)前後での着地が確実なうえ、利益剰余金が11期ぶりに黒字転換する見込みとなった。
三菱倉庫 <9301> ★今期配当を15円増額修正
◆19年3月期の年間配当を従来計画の30円→45円に大幅増額修正した。来期を初年度とする新中期経営計画で株主還元を強化することを決定。高水準な利益剰余金を踏まえ、前年度である今期も株主への利益配分を増やす。配当権利日の26日を目前に、配当取り狙いなどの買いが期待される。
株探ニュース