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【材料】ロームが頑強、国内有力証券は投資判断新規「A」でカバレッジ開始

ローム <日足> 「株探」多機能チャートより
 ローム<6963>は全般軟調地合いのなか、頑強な値動き。岩井コスモ証券は5日付で、同社に対する投資判断を新規「A」、目標株価9400円でカバレッジ開始。同社は垂直統合型ビジネスモデルを採用し、高い品質の商品を永続的かつ安定的に大量供給している。小型・省エネ・高効率な部品に強みを持ち、同社製品は今後電装化や電動化が進む車載向けや、生産性向上を目指したファクトリーオートメーション(FA)向けで採用が増えるとの見方を示している。また、同社は次世帯半導体素子SiCデバイスのリーディングカンパニーであり、高電圧・大電流を扱え、省エネ・小型化できる同製品の採用が進むとみている。中長期では、SiC半導体を中心とした製品に期待ができ、車載向けでシェアNo.1が取れるかどうかが同社にとって大きな転機となるとしている。

 なお、現在の不安要素は、スマートフォン成長の鈍化や景気の不透明さ、同社の売り上げの約3分の1が中国向けであることが挙げられるとしている。短期的には、それらが業績の下押し要因となるが限定的とみている。19年3月期営業利益は会社側計画の620億円に対して580億円(前期比2%増)になると予想している。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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