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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):井筒屋、さくらネット、santec

santec <日足> 「株探」多機能チャートより
■井筒屋 <8260>  238円  +24 円 (+11.2%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 井筒屋 <8260> が急騰。25日大引け後、19年2月期の連結経常利益を従来予想の4億円→7億円に75.0%上方修正。従来の28.7%減益予想から一転して24.8%増益見通しとなったことが買い材料視された。閉店セールが好調に推移するなか、販管費が想定を下回ることが上振れの要因となる。

■いい生活 <3796>  344円  +25 円 (+7.8%)  本日終値
 いい生活<3796>が大幅高で3日続伸。25日の取引終了後に発表した1月度の月次概況(速報)で、クラウドソリューション事業の売上高が1億9100万円(前年同月比24.0%増)と大幅に伸長したことが好感された。複数の受託開発案件の完了と売り上げ計上が寄与した。また、クラウドサービス1法人当たり平均月額単価が同1.1%増の約11万8200円となったほか、クラウドサービス全体の利用法人数が前月比19社純増の1375法人と順調に積み上がったことなども寄与した。

■NEWART <7638>  28円  +2 円 (+7.7%)  本日終値
 NEW ART<7638>が高い。25日の取引終了後、従来30銭を予定していた19年3月期の期末一括配当を70銭増額して1円にすると発表したことが好感された。なお、前期実績に対しては70銭の増配となる予定だ。

■ビーイング <4734>  868円  +61 円 (+7.6%)  本日終値
 ビーイング<4734>が急動意。同社は建設業界向け土木精算システム開発を主力に手掛ける。安倍政権が推進する「国土強靱化」では老朽化した橋梁やトンネルなどの整備を主眼としており、土木積算システムで高実績を持つ同社の収益環境に吹く追い風は強い。18年10~12月期営業利益は前年同期比7.5倍の4億5500万円と急拡大、これを受け19年3月期営業利益は従来予想の4億5000万円から5億8000万円(前期比82%増)に増額修正している。20年3月期も増収増益が有力視され、時価は高値圏からの調整一巡で再び上値期待が膨らんでいる。

■さくらインターネット <3778>  600円  +31 円 (+5.5%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 さくらインターネット<3778>が3連騰、今月中旬を境に急速に上値追い態勢に入っており、時価は昨年11月29日につけた戻り高値606円払拭を目前に捉えている。データセンターを運営し、企業のIT投資需要をフォローの風にクラウド関連サービスが好調、エンジニアなど人件費の増加が利益を抑えているが、売上高ベースでは数年来2ケタ伸長が続いている。21日にはクラウド上で衛星データの分析ができる国内初の衛星データプラットフォームの運用を開始することを発表、株価の刺激材料となっている。

■JMC <5704>  1,357円  +67 円 (+5.2%)  本日終値
 JMC<5704>が続伸。同社はきょう、アナリスト・機関投資家向け決算説明会を行う予定であり、買い機運が高まっているもよう。また、前日25日には長野県飯田市にあるコンセプトセンターに鋳造事業の新工場(第6期棟)を着工したと発表しており、これによる業績への寄与なども期待されているようだ。新工場には、同社初となる砂型3Dプリンター「S-Print(ExOne製)」のほか、コールドボックス中子造型機、低圧鋳造設備の導入を予定しており、より付加価値の高い複雑な形状の製品を短期間で製造することが可能。高難易度を伴って拡大する試作開発市場の需要に対応し、鋳造事業の生産能力と生産効率の向上を実現するとともに、今後新たに計画している砂型造形の受託サービスの準備にも取り組むとしている。

■santec <6777>  1,793円  +78 円 (+4.6%)  本日終値
 santec<6777>が4連騰、今月に入り上放れ商い急増のなか5日移動平均線をサポートラインに鮮烈な上昇トレンドを形成している。きょうまでの直近12営業日で下げた日はわずか1日、サイコロジカルは11勝1敗でこの間に株価水準を約60%も上昇させた。独自技術に定評のある光通信用部品メーカーで特に5G関連向け部品である光モニターが会社側の想定を上回る好調で、19年3月期営業利益は従来予想を大幅に上方修正している。2017年10月の高値を上回り、2001年以来約18年ぶりの高値圏に突入している。

■エンカレッジ <3682>  1,162円  +44 円 (+3.9%)  本日終値
 25日、東証がエンカレッジ・テクノロジ <3682> [東証M]を3月4日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■ニレコ <6863>  948円  +35 円 (+3.8%)  本日終値
 25日、ニレコ <6863> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の1.48%にあたる11万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は2月26日から20年2月25日まで。

■医学生物学研究所 <4557>  1,720円  +60 円 (+3.6%)  本日終値
 医学生物学研究所<4557>が3日ぶりに反発。25日の取引終了後、コンパニオン診断薬の受託開発業務を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。コンパニオン診断薬とは、医薬品の効果や副作用を投薬前に予測するために行われる臨床検査に用いられる体外診断用医薬品のこと。抗がん剤などの開発では、承認申請時にコンパニオン診断薬の同時申請が望まれていることから、製薬企業やバイオベンチャーとの協業機会が増え、業績への貢献が期待されている。

●ストップ高銘柄
 窪田製薬HD <4596>  379円  +80 円 (+26.8%) ストップ高   本日終値
 やまねメディカル <2144>  462円  +80 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 Sシャワー <4838>  679円  +100 円 (+17.3%) ストップ高   本日終値
 エンビプロ <5698>  775円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値
 ビーマップ <4316>  788円  +100 円 (+14.5%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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