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【材料】セルシードがS安ウリ気配、食道再生上皮シートの治験で主要評価項目に対する優位性証明できず

セルシード <日足> 「株探」多機能チャートより
 セルシード<7776>がストップ安である766円水準でウリ気配となっている。週末15日の取引終了後、16年8月に開始を発表した食道再生上皮シートの臨床試験にかかる治験結果を発表し、安全性については問題は認められなかったものの、主要評価項目に対しては統計的な優位性が証明されなかったとしたことが嫌気されている。

 治験結果を受けて同社では、データ確定作業と並行して医薬品医療機器総合機構(PMDA)と協議を進めていたが、PMDAから製造販売承認申請については追加の臨床試験を実施し、有効性を確認するデータの提出が必要であるとの回答を得たとしている。また今後は、追加臨床試験を実施するべくPMDAと協議を続けるとした。

 なお、同時に発表した18年12月期連結決算は、売上高10億2600万円(前の期比12.1倍)、営業利益1億4000万円(前の期9億5600万円の赤字)、最終利益1億2900万円(同9億6600万円の赤字)だった。19年12月期予想は、売上高3億円(前期比70.8%減)、営業損益11億円の赤字、最終損益11億円の赤字を見込んでおり、営業赤字見通しも嫌気されているようだ。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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