【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:じげん、オイシックス、マツキヨHD
じげん <日足> 「株探」多機能チャートより
アトラエ <6194> がストップ高。13日大引け後に発表した19年9月期第1四半期(10-12月)の経常利益(非連結)が前年同期比52.0%増の2.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力の成功報酬型求人メディア「Green」で入社人数が前年同期比28.0%増の695人と大幅に増加したことが寄与。前期に引き続き、求人企業と求職者のマッチング効率向上のためのコンテンツ拡充やビッグデータ解析によるレコメンド精度の向上などの施策を実施した。通期計画の6.9億円に対する進捗率は32.6%に達しており、好調なスタートを評価する買いが向かった。
■ダブルスタンダード <3925> 4,495円 +700 円 (+18.5%) ストップ高 11:30現在 東証1部 上昇率2位
ダブルスタンダード <3925> がストップ高。13日大引け後に発表した19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比73.6%増の7億8800万円に拡大して着地したことが買い材料視された。音声テキスト化システムなど新サービスを中心に受注件数が大幅に増加したほか、AIを活用したビッグデータ関連案件も伸び、45.8%の大幅増収を達成したことが寄与。業務効率の向上で原価や販管費を抑制したことも増益に貢献した。通期計画の8億5400万円に対する進捗率は92.3%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■じげん <3679> 688円 +100 円 (+17.0%) ストップ高 11:30現在 東証1部 上昇率3位
じげん <3679> がストップ高。13日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益が前年同期比19.6%増の29.6億円に伸びて着地したことが買い材料視された。人手不足の長期化や働き方改革の進展を背景に、主力の応募課金型求人サイト「アルバイトEX」の好調が継続したことが寄与。前期末から注力してきた集客施策効果で不動産賃貸サイトや中古車情報サイトの利用者も大幅に増加している。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の0.6%にあたる67万株(金額で4億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。これを受けて、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。
■東亜建設工業 <1885> 1,609円 +190 円 (+13.4%) 11:30現在 東証1部 上昇率5位
東亜建設工業 <1885> が続急騰。13日大引け後に発表した19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比23.9%減の25.8億円で着地。ただ、直近3ヵ月の10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の16億円だったことを評価する買いが向かったようだ。10-12月期は国内土木事業で海上土木分野を中心に手持ち工事が順調に進んだことが収益を押し上げた。一方、4-12月期は海外事業で一部工事の着工が遅れたことが響き、大幅減益となっている。
■オイシックス・ラ・大地 <3182> 1,963円 +213 円 (+12.2%) 11:30現在
オイシックス・ラ・大地 <3182> [東証M]が急伸。13日大引け後に発表した19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結営業利益が前年同期比3.3倍の22.6億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。時短ニーズが高まるなか、ミールキットを中心に定期宅配の会員数が大幅に増加したことが寄与。昨年2月に買収したらでぃっしゅぼーやの業績上積みなども増益に大きく貢献した。通期計画の22億円をすでに超過しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■KHネオケム <4189> 2,890円 +264 円 (+10.1%) 11:30現在 東証1部 上昇率8位
化学メーカーのKHネオケム <4189> が続急騰。13日大引け後に発表した18年12月期の連結経常利益は前の期比6.0%減の111億円となったものの、続く19年12月期は前期比9.0%増の122億円に伸び、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は原料ナフサ安で販売価格が下落するものの、前期に実施した大規模な定期修繕による増産効果で補い、増収を確保する。機能性材料の販売伸長や操業度の向上、工場固定費の減少なども大幅増益に貢献する。併せて、今期の年間配当は前期比6円増の60円に増配する方針としたことも支援材料となった。
■マツキヨHD <3088> 3,725円 +340 円 (+10.0%) 11:30現在 東証1部 上昇率9位
マツモトキヨシホールディングス <3088> が続急騰。13日大引け後に発表した19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比8.1%増の294億円に伸びて着地。ウエルシアホールディングス <3141> やサンドラッグ <9989> など業績が失速する同業が目立つなか、増益を確保したことが好感された。直近3ヵ月の10-12月期は暖冬傾向で冬物シーズン商品が苦戦したものの、新規出店やPB商品の販売拡大、既存店改装による活性化などで増収増益を確保した。また、インバウンド需要や越境ECは、購買動向の変化にきめ細かく対応したマーケティング戦略や免税対応店舗の拡大などが奏功し、堅調に推移している。
■オプトラン <6235> 2,220円 +198 円 (+9.8%) 11:30現在 東証1部 上昇率10位
13日に決算を発表。「今期経常は3%増で3期連続最高益、前期配当を5円増額・今期は5円増配へ」が好感された。
オプトラン <6235> が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期の連結経常利益は前の期比54.9%増の109億円に拡大し、19年12月期も前期比2.8%増の113億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を50円→55円(前の期は40円)に増額し、今期も前期比5円増の60円に増配する方針とした。
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■トリドール <3397> 2,240円 +186 円 (+9.1%) 11:30現在
13日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)税引き前は9%減益・通期計画を超過」が好感された。
トリドールホールディングス <3397> が2月13日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比9.0%減の55.4億円に減ったが、通期計画の42.1億円に対する進捗率が131.4%とすでに上回り、さらに4年平均の87.1%も超えた。
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■ラクス <3923> 2,255円 +164 円 (+7.8%) 11:30現在
ラクス <3923> [東証M]が3連騰。13日大引け後に発表した19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比41.9%増の12.4億円に拡大して着地したことが買い材料視された。積極的な成長投資が奏功し、クラウド経費精算システム「楽楽精算」の導入社数が拡大したことが寄与。企業のIT投資増加や人手不足を背景に技術者派遣の稼働人員数が増加したことも増益に貢献した。併せて、通期の同利益を従来予想の13.7億円→14.7億円に7.0%上方修正し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の4.15円→4.4円に増額修正したことも支援材料となった。
■フリュー <6238> 1,106円 +61 円 (+5.8%) 11:30現在
フリュー <6238> が続急伸。13日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の25億円→32.7億円に30.8%上方修正。増益率が1.1%増→32.2%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。プリントシール機のプレイ回数やプリントシール画像取得・閲覧サービスの有料会員数が伸びる。キャラクタ・マーチャンダイジング事業の受注好調に加え、ゲーム開発会社の連結化も上振れの要因となる。
■ノーリツ <5943> 1,662円 +87 円 (+5.5%) 11:30現在
13日に発表した「2.3%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
発行済み株式数(自社株を除く)の2.3%にあたる110万株(金額で14億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月14日から12月31日まで。
■フルキャスト <4848> 2,199円 +85 円 (+4.0%) 11:30現在
フルキャストホールディングス<4848>が上値指向を強めている。労働市場は人手不足の状況が続いており、アルバイト紹介を主軸とする人材紹介サービスが好調、前週8日に発表した18年12月期の営業利益は前の期比33%増と大幅な伸びを示し、19年12月期も前期比16%増の68億3000万円と2ケタ伸長を見込んでいる。登録者数も順調に伸びており、収益成長の基盤もしっかりしている。また、増配や自社株買いなど株主還元にも積極的な点も評価材料。13年12月期に14円配を実施して以降、毎期増配を続けており、19年12月期は前期実績比6円増配の38円を計画。また8日には、発行済み株式数の1.17%にあたる45万株、約8億円を上限に自社株買いも発表しており、これらを好感した継続的な買いを引き寄せている。
■荏原 <6361> 3,220円 +115 円 (+3.7%) 11:30現在
荏原<6361>が大幅に3日続伸。13日の取引終了後、自社株取得枠の設定を発表したことが好感された。700万株(発行済み株式数の7.0%)、150億円を上限としており、取得期間は2月14日から9月20日まで。同時に19年12月期の連結業績予想を発表した。売上高は5250億円(前期比3.1%増)、最終利益は200億円(同9.5%増)を見込んでいる。
■王子ホールディングス <3861> 662円 +20 円 (+3.1%) 11:30現在
王子ホールディングス<3861>が大幅高となったほか、日本製紙<3863>、中越パルプ工業<3877>など紙パ株が総じて堅調、業種別値上がり率でも33業種中で首位となっている。全体相場は上昇一服の様相を示しているものの、出遅れ銘柄を中心にリターンリバーサル狙いの買いが厚い。そのなか、低PBR銘柄の宝庫である紙パセクターは、水準訂正を狙った資金が断続的に買いを入れている。日本紙のPBRは解散価値を40%下回る0.6倍前後、中越パルプは0.3倍台と割安感が際立つ。印刷用紙や段ボールの値上げなど相次ぐ販売価格引き上げの動きも今の株式市場ではポジティブに捉えられている。
■メドピア <6095> 2,025円 +400 円 (+24.6%) ストップ高買い気配 11:30現在
メドピア <6095> [東証M]がストップ高買い気配。13日大引け後に発表した19年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益が前年同期比97.8%増の1.7億円に拡大して着地したことが買い材料視された。医師向けコミュニティサイトの会員が増加するなか、薬剤評価掲示板を中心に製薬企業から受け取るマーケティング支援料が伸びたことが寄与。オンライン健康相談サービスや特定保健指導件数が増加したことも大幅増益に貢献した。通期計画の5.2億円に対する進捗率は33.8%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■パルステック工業 <6894> 2,547円 +500 円 (+24.4%) ストップ高買い気配 11:30現在
パルステック工業 <6894> [東証2]がストップ高買い気配。13日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の4.1億円→5.2億円に27.1%上方修正。増益率が52.4%増→93.7%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。ポータブル型X線残留応力測定装置の好調継続に加え、光応用・特殊機器関連や光ディスク関連の販売も伸びることが寄与。原価低減や固定費削減も上振れに貢献する。併せて、業績好調による普通配当25円と創業50周年記念配当25円を上積みする形で、期末一括配当を従来計画の75円→125円(前期は30円)に大幅増額修正した。前日終値ベースの期末配当利回りは6.11%に上昇したことから、配当取り狙いの買いなども向かった。
●ストップ高銘柄
フルッタフルッタ <2586> 444円 +80 円 (+22.0%) ストップ高 11:30現在
トランザス <6696> 952円 +150 円 (+18.7%) ストップ高 11:30現在
フーマイエレ <3165> 969円 +150 円 (+18.3%) ストップ高買い気配 11:30現在
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
アルファクス <3814> 1,519円 -500 円 (-24.8%) ストップ安売り気配 11:30現在
アドベンチャー <6030> 6,170円 -1,500 円 (-19.6%) ストップ安 11:30現在
小田原機器 <7314> 718円 -150 円 (-17.3%) ストップ安 11:30現在
メディシノバ・インク <4875> 756円 -150 円 (-16.6%) ストップ安 11:30現在
以上、4銘柄
株探ニュース