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【特集】システム ディ Research Memo(3):ソリューションビジネスの順調な拡大で過去最高益で着地

システムディ <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績の動向

●2018年10月期決算の概要
システム ディ<3804>の2018年10月期決算は、売上高3,399百万円(前期比10.7%減)、営業利益391百万円(同11.5%増)、経常利益389百万円(同12.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益258百万円(同8.4%増)と減収ながら増益で着地した。期初予想との比較では、売上高、利益ともに期初予想を上回り、営業利益については過去最高を更新した。

売上高の減少は、前期に複数の大型案件の計上があったことの反動による。2017年10月期には学園ソリューショ
ン事業やウェルネスソリューション事業において総額約5億円の大型案件が売上高に計上された。2018年10月期はこの約5億円分が減少したが、前期比約4億円の減収にとどまっており、大型案件を除いた実質ベースでは同約1億円の増収だったという見方もできる。この点では同社の中心事業であるパッケージソフトによるソリューションビジネスが計画どおりに進捗したことが大きく貢献した。また、同社が注力しているストック収入(サポート収入やクラウド型サービス等の総計)は同20.7%の増収となり、売上高全体に占める割合も約36%に高まった。

利益面では、売上総利益率が前期の34.0%から2018年10月期は42.8%に大幅に上昇し、売上総利益は前期比12.2%(158百万円)の増加となった。前期にあった大規模案件は収益性としては同社の平均よりも低いが、一方で利益率の高いストック収入が順調に拡大したことでプロダクトミクスが改善したことが要因の1つだ。また、中核製品である各種パッケージソフトの販売が順調に進捗し、同時に開発・製造プロセスの効率化によってパッケージソフトの利益率改善が進んだことも売上総利益率の改善に寄与した。販管費は人件費や採用コストの増加、子会社のシステムディ北海道(株)の新規設立に関わる費用などで同12.5%(118百万円)増加したものの売上総利益の増益額を下回ったため、営業利益は同11.5%(40百万円)増の391百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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