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【市況】米国株見通し:一般教書演説への警戒感が引き続き重しに

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2720.75(-0.50) (17:40現在)
ナスダック100先物  6939.50(+2.00) (17:40現在)


 17時40分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小幅高安まちまちの推移。NYダウ先物は5ドル高程度で推移している。欧州株式市場は全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、5日の米株式市場は売り買い交錯気味に始まりそうだ。


 米連邦準備制度理事会(FRB)は、「FRBのパウエル議長とクラリダ副議長が、4日夜にホワイトハウスでトランプ米大統領・財務長官と非公式夕食会」と発表。夕食会は大統領の招待で最近の経済状況および成長・雇用・インフレの見通しに関して話し合い、パウエル議長の発言は先週の会見と一致、としている。利上げ休止観測の継続や景気減速懸念の後退を受けて、市場センチメントが改善する状況は変わらない。ただ、やはり現地夜(日本時間6日午前)のトランプ大統領の一般教書演説を控え、壁建設を巡り非常事態宣言を発動する可能性などへの警戒感が根強く、引き続き市場の重しになるとみられる。NY原油先物は、イランやベネズエラ絡みの思惑が下支えとなり、底堅い展開が見込まれる。


 本日発表となる米経済指標は、1月サービス業PMI改定値と1月ISM非製造業景況指数。なかでもISM非製造業景況指数は低下が予想され、株式市場にはややネガティブな材料になりそうだ。決算発表は、バイアコム、エレクトロニック・アーツ、ウォルト・ディズニー、スナップなどが予定されている。

《KK》

 提供:フィスコ

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