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【特集】「人工知能」が4位にランク、立教大が国内初の“AI特化”大学院を開設へ<注目テーマ>

ブレクスルー <日足> 「株探」多機能チャートより
★人気テーマ・ベスト10
1 5G 
2 サイバーセキュリティ 
3 全固体電池 
4 人工知能 
5 バイオテクノロジー関連 
6 キャッシュレス決済 
7 元号関連 
8 ブライダル 
9 再生医療 
10 量子コンピューター

 みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「人工知能」が4位となっている。

 立教大学は21日、国内で初めて人工知能(AI)に特化した大学院「人工知能科学研究科」(修士課程)を2020年4月に開設すると発表した。機械学習やディープラーニング(深層学習)を中心としたAI領域について学習・研究できるカリキュラムの設置や文理融合型プロジェクトを推進し、各業界を代表する企業などとの産学連携による社会実装にも積極的に取り組む意向。これにより、高度な情報科学や統計学の知識を持った「AIサイエンティスト」や、実データに対して機械学習の応用ができる「AIエンジニア」などの輩出を目指すとしている。

 さまざまな業種でAIを活用する動きが広がっていることから、先端IT人材の不足が大きな問題となっている。こうしたなか、ビジネス・ブレークスルー<2464>が18年10月からAI人材育成のためのオンラインプログラミング講座を開設したほか、伊藤忠テクノソリューションズ<4739>も同月から「AI人材育成ソリューション」の提供を開始。

 また、テクノスジャパン<3666>グループのテクノスデータサイエンス・エンジニアリングは18年10月にSTANDARD(東京都新宿区)とAIを活用した事業サービス及びAI人材育成の領域で業務提携し、ALBERT<3906>は11月からKDDI<9433>の「データサイエンティスト育成プログラム」を支援している。

 AIの研究開発では米国や中国が世界的な拠点となりつつあるが、国内でも官民を挙げた取り組みが活発化している。政府が昨年12月に官民データ活用推進戦略会議を開き、新たな「IT政策大綱」の検討を始めていることもあり、今年もAI関連株への関心は高そうだ。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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