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【市況】後場は日銀決定会合の結果にも関心/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 20631.54 (+8.63)
TOPIX  : 1553.86 (-2.57)

[後場の投資戦略]

 日経平均は朝安後に下げ渋り、底堅さを見せた。ただ、ソフトバンクG<9984>1銘柄で約24円の押し上げ要因となっており、東証1部全体としては値下がり銘柄の方が多い。世界経済の減速懸念や米中貿易協議の難航などを背景に、相場全体の地合いが強いとは言いづらいところだ。ジャスダック上場で産業用ロボットに使用される精密減速機を手掛けるハーモニック<6324>は2018年10-12月期の受注が大幅に減ったと発表。目先の減速懸念は織り込み済みだっただけに、17日に業績下方修正を発表した日本電産<6594>と同様、売り一巡後に下げ渋る展開となったが、積極的に上値を追える状況ではないだろう。

 なお、午後にも日銀の金融政策決定会合の結果が伝わるとみられる。市場では上場投資信託(ETF)買い入れ比率見直しの思惑が広がっており、このところのファーストリテ<9983>の弱い値動きなどはこうした思惑を反映したもののようだ。結果発表を受けて、株価指数への寄与度の大きい銘柄を中心に動きが出てくる可能性がある。(小林大純)
《AK》

 提供:フィスコ

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