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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

ベイカレント <日足> 「株探」多機能チャートより

■ロゼッタ <6182>  2,205円 (+400円、+22.2%) ストップ高

 ロゼッタ <6182> [東証M]がストップ高。11日大引け後に発表した19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益が前年同期比22倍の1億7900万円に急拡大して着地したことが買い材料視された。17年11月に発売した自動翻訳システム「T-400(ver.2)」の売り上げが急増したことが寄与。スピード翻訳の買収効果や前期に子会社エニドアののれんを償却した反動に加え、HT(人間翻訳)事業で販管費を削減したことも大幅増益の要因となった。

■ベイカレント <6532>  2,860円 (+500円、+21.2%) ストップ高

 東証1部の上昇率トップ。ベイカレント・コンサルティング <6532> がストップ高。前週末11日の取引終了後に自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回発表の自社株買いでは、上限を26万5000株(発行済み株数の1.73%)、または8億円としており、取得期間は1月15日から3月29日まで。資本効率の向上を図るとともに、1株当たりの株主価値を高め、株主への利益還元を充実させるのが目的としている。同時に19年2月期の単独業績予想について、売上高を245億円から239億円(前期比16.9%増)へ、営業利益を48億円から40億円(同3.6%減)へ、純利益を33億円から27億円(同5.8%減)へ下方修正した。3月から5月において、前期に増員したコンサルタントに対し、十分な案件数を確保する営業体制の確立が遅れたことや、高付加価値案件の増加により案件獲得へのリードタイム(クライアントへの提案から受注までに要する期間)が従来よりも長期化したことなどが要因。また、内部管理体制や営業体制の強化にかかる費用が想定を上回ったことなども利益を圧迫する。

■オンコリス <4588>  1,406円 (+241円、+20.7%)

 オンコリスバイオファーマ <4588> [東証M]が急反騰。15日の午前中、開発中のテロメライシンについて、岡山大学病院における食道がんを対象とした放射線の併用による医師主導臨床研究の結果が、米国臨床腫瘍学会消化器癌シンポジウム(1月17日~19日、サンフランシスコ)でポスター発表されると発表しており、これが好感された。同臨床研究は、手術不能・化学療法不適応の食道がん患者13例を対象に、テロメライシンと放射線の併用投与を行ったもので、その結果、84.6%の患者でがんの消失または縮小が認められたという。また、治療に起因する重篤な副作用の発現は認められなかったとしている。

■エクスモーション <4394>  3,650円 (+600円、+19.7%)

 エクスモーション <4394> [東証M]が続急騰。前週末11日の取引終了後に発表した19年11月期単独業績予想で、売上高9億9300万円(前期比19.1%増)、営業利益1億7700万円(同21.6%増)、純利益1億2100万円(同22.7%増)と2割強の営業増益を見込んでいることが好感された。主要顧客である大手自動車メーカーが推進する自動運転対応などのニーズを的確に取り込みつつ、自動車業界における特定企業への売り上げ集中を分散化することや、自動車業界以外への分野へ拡大を図り、業績向上を狙う方針だ。なお、18年11月期決算は、売上高8億3400万円(前の期比20.2%増)、営業利益1億4500万円(同16.4%増)、純利益9900万円(同16.4%増)だった。

■セキュアヴェイル <3042>  939円 (+150円、+19.0%) ストップ高

 セキュアヴェイル <3042> [JQG]がストップ高。あらゆるものをネット接続するIoT時代の到来で、リアルな生活空間においてもサイバー犯罪に晒される可能性が高まっている。また、国際間では政府機関や大手民間企業などへのサイバー攻撃が頻発化、サイバーセキュリティー分野に対するニーズは年々高まっているが、そのなか、同社はログ解析サービスや運用監視サービスを展開し時流に乗る。大株主でもあるNRIグループとの協業でハードを一括納入して完結するのではなく、継続的に収益貢献の見込めるセキュリティー監視を主力としている点が成長期待につながっており、目先水準訂正を狙った投資資金の流入が加速した。

■日本色材 <4920>  4,605円 (+700円、+17.9%) ストップ高

 日本色材工業研究所 <4920> [JQ]がストップ高。前週末11日の取引終了後、2月28日を基準日として1対2株の株式分割を実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。投資単位当たりの金額を引き下げ、より投資しやすい環境を整えるとともに、株式の流動性を高め、投資家層の拡大を図ることが目的という。また同時に発表した第3四半期累計(18年3-11月)連結決算が、売上高85億6500万円(前年同期比8.0%増)、営業利益6億6700万円(同31.5%増)、純利益4億9000万円(同21.7%増)と大幅増益となったことも好材料視されたようだ。日本国内におけるインバウンド/アウトバウンド需要の取り込みや、国内化粧品メーカーによるアウトソーシングの拡大に伴い受注が増加したことに加えて、フランス連結子会社の売上高が順調に推移したことが牽引した。

■農業総研 <3541>  4,680円 (+700円、+17.6%) ストップ高

 農業総合研究所 <3541> [東証M]がストップ高。11日取引終了後、19年8月期の第1四半期(2018年9月-11月)連結最終損益の黒字と株式分割の実施を発表したことが好感された。第1四半期の売上高は8億1000万円(前年同期比2.6倍)、最終損益は200万円の黒字(前年同期は2000万円の赤字)となった。同社は野菜や果物の直売所事業を展開。この期は、大型台風や酷暑などの自然災害の影響があったが、消費者の食品に対する安心・安全志向の高まりも追い風となり、流通総額は前年同期比18%増の24億3800万円と過去最高を更新した。また、2月28日時点の株主に対する1対5の株式分割も発表した。効力発生日は3月1日。

■セルシード <7776>  1,057円 (+150円、+16.5%) ストップ高

 セルシード <7776> [JQG]がストップ高。前週末11日の取引終了後、10日に開催された厚生労働省「第71回先進医療会議」で、共同研究先の東海大学医学部付属病院が申請した「自己細胞シートによる軟骨再生治療」が承認されたと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同件は今後、東海大学で実施される特定認定再生医療等委員会での審議を経て、東海大学より厚生労働省へ「第2種再生医療等提供計画」の申請により、最終的な承認手続きに進むことになる。なお、同件が実施に至った際には、セルシードは東海大学から細胞シートの受託製造を有償で実施するとしている。

■フィルC <3267>  4,995円 (+700円、+16.3%) ストップ高

 フィル・カンパニー <3267> [東証M]がストップ高。11日大引け後に発表した18年11月期の連結経常利益は前の期比2.0倍の6.1億円に伸び、従来予想の5億円を上回って着地。続く19年11月期も前期比62.6%増の10億円に拡大し、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。同社はコインパーキング上部の空きスペースを活用した空中店舗フィル・パーク事業を展開する。今期は土地オーナー向け請負受注、投資家向け開発販売の豊富な受注・開発残高を背景に高成長が続く。売上高は前年比47.7%増の70億円と大幅増収を見込む。

■IDOM <7599>  440円 (+59円、+15.5%)

 東証1部の上昇率3位。IDOM <7599> が大幅に4日続伸。同社は11日取引終了後に、19年2月期第3四半期累計(18年3-11月)の連結決算を発表。営業利益は28億3500万円(前年同期比45.5%減)となったが、第2四半期累計の減益幅(前年同期比82.4%減)から縮小し、通期計画30億円に対する進捗率が94.5%に達したことが好感されたようだ。第3四半期累計の売上高は2161億3400万円(同5.8%増)で着地。国内直営店の小売台数は9万3874台(同0.8%増)となったことなどが寄与した。ただ、利益面では中古車販売の価格設計や店舗営業施策の転換が影響したが、足もとでは店舗当たりの小売台数や1台当たりの粗利が改善しつつある。

■UUUM <3990>  4,950円 (+565円、+12.9%)

 UUUM <3990> [東証M]が続急騰。朝安スタートも切り返し、上場来高値を更新。前週末11日の取引終了後、19年5月期の連結業績予想について、売上高を159億円から190億円(前期比61.9%増)へ、営業利益を8億5000万円から11億円(同53.5%増)へ、純利益を5億2400万円から6億6000万円(同62.4%増)へ上方修正したことが好感された。動画広告市場が好調に推移していることを背景に、アドセンス事業や広告事業などが想定を上回って推移していることが要因という。下期にかけて人材投資やマーケティング投資などの費用増が見込まれるものの、それらを考慮しても通期では予想を上回るとしている。なお、同時に発表した第2四半期累計(18年6-11月)決算は、売上高87億4600万円(前年同期比79.5%増)、営業利益7億2000万円(同2.8倍)、純利益4億5100万円(同2.8倍)だった。

■Fスターズ <3687>  1,256円 (+139円、+12.4%)

 東証1部の上昇率6位。フィックスターズ <3687> が続急騰。自動車業界や金融業界などを主力に幅広い業界を対象に顧客のシステムを高速化させるソフトを開発、国内で高速化に特化した分野で展開する企業としては同社の他に有力な企業は見当たらない。特にトヨタグループとの連携が厚く、自動運転分野でアルゴリズム開発及び高速化案件の受注獲得が続いている。世界の最先端技術である量子コンピューター分野への踏み込みでも国内唯一の存在といってよく、世界で初めて量子コンピューターを事業化したカナダのDウェーブ社と提携関係にあり、各種アニーリングマシンを活用した量子コンピューター導入支援ビジネスに注力している。業績も増収増益基調が継続、来期は営業利益の伸び率が再び加速する公算がある。

■いちご <2337>  364円 (+38円、+11.7%)

 東証1部の上昇率8位。不動産の価値向上事業やクリーンエネルギー事業などを手掛ける、いちご <2337> が続急騰。同社は11日取引終了後に、19年2月期第3四半期累計(18年3-11月)の連結決算を発表。営業利益は205億5300万円(前年同期比24.3%増)となり、通期計画250億円に対する進捗率は82.2%に達した。売上高は582億8200万円(同30.2%増)で着地。順調な物件売却による売却益や賃貸収入の増加、竣工した発電所の稼働による売電収入の拡大などが増収増益につながった。

■コシダカHD <2157>  1,387円 (+136円、+10.9%)

 東証1部の上昇率10位。コシダカホールディングス <2157> が続急騰。11日大引け後に発表した19年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益が前年同期比32.5%増の15.8億円に拡大して着地したことが買い材料視された。首都圏を中心に新店の開設と既存店の増室やリニューアルを進めたことで、カラオケ事業の営業損益が前年同期の3億円の赤字から6600万円の黒字に急浮上したことが寄与。フィットネスクラブを運営するカーブス事業の収益伸長も増益に貢献した。

■タマホーム <1419>  1,171円 (+111円、+10.5%)

 タマホーム <1419> が続急騰。11日大引け後、19年5月期の連結経常利益を従来予想の47億円→72億円に53.2%上方修正。増益率が16.7%増→78.7%増に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。主力の注文住宅の受注が好調なうえ、販売用不動産の売却益を計上することも収益を押し上げる。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の45円→50円(前期は30円)に増額修正したことも支援材料となった。また、前営業日終値ベースの予想PERが13.3倍→8.6倍に急低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

※15日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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