【市況】10日の株式相場見通し=米株安を嫌気して売り先行のスタートに
NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
7日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比558.72ドル安の2万4388.95ドルと大幅に3日続落した。ナバロ大統領補佐官は、米中通商協議に関して、90日以内に合意に達しなかった場合、米国は関税の引き上げに動くと発言。米中貿易摩擦の激化や華為技術(ファーウェイ)の幹部逮捕を巡る問題への懸念の高まりを受け、NYダウは大幅安。キャタピラーやボーイングが安く、インテルやマイクロンテクノロジーなど半導体株も値を下げた。アップルやアマゾン・ドット・コム、アルファベット(グーグル)も安い。半面、決算が好調だったブロードコムが上昇。ユニリーバやネクステラ・エナジーが高い。ナスダック総合株価指数は、同219.007ポイント安の6969.252と急反落した。
日程面では、7~9月期のGDP改定値、11月の景気ウォッチャー調査。海外では、英議会がEU首脳会議で決定した離脱合意案の採決を実施、米11月生産者物価、独12月のZEW景況感指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)