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【材料】大日本住友が急騰で28年ぶり高値、米国でのラツーダ後発品に絡む特許侵害訴訟が終結

大日本住友 <日足> 「株探」多機能チャートより
 大日本住友製薬 <4506> が急反騰し、1990年以来、約28年ぶりの高値圏に浮上した。27日大引け後、米国での非定型抗精神病薬「ラツーダ」の後発品申請に対する特許侵害訴訟について、後発品メーカー全16社と和解が成立したと発表しており、これを好感する買いが向かった。

 同社は「ラツーダ」の用途特許の侵害を理由として、今年2月に米ニュージャージー州連邦地方裁判所に特許侵害訴訟を提起し、被告と和解を進めてきた。今回、残る被告とも和解し、同訴訟の紛争終結に至った。和解契約により、複数の後発品メーカーは23年2月21日まではラツーダの後発品を販売することができない。なお、紛争終結による今期業績への影響は軽微とし、20年3月期以降の業績影響については精査中としている。

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