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【特集】キャリアリンク Research Memo(4):財務の健全性は維持、収益性の回復が課題に

キャリアL <日足> 「株探」多機能チャートより

■財務状況と経営指標

キャリアリンク<6070>の2019年2月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比46百万円増加の5,810百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では現預金が369百万円減少した一方で、受取手形及び売掛金が204百万円、有価証券が100百万円増加した。また、固定資産では投資その他資産が60百万円増加した。

負債合計は前期末比196百万円増加の2,576百万円となった。有利子負債が208百万円減少した一方で、未払金が243百万円、未払費用や未払消費税等を含むその他流動負債が114百万円増加した。また、純資産は前期末比150百万円減少の3,234百万円となった。配当金支出123百万円により利益剰余金が107百万円減少したほか、自己株式が39百万円、その他有価証券評価差額金が5百万円それぞれ減少したことによる。

経営指標を見ると、負債が増加した一方で純資産が減少したことにより自己資本比率が前期末の58.1%から55.0%に低下したが、有利子負債の削減に伴い有利子負債比率は前期末の29.0%から23.9%に改善しており、全体的に見れば財務の健全性は保たれていると判断される。引き続きM&Aについて検討は進めているものの、当面は既存事業並びにJBSの収益力強化が優先課題となる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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