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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

トリドール <日足> 「株探」多機能チャートより

■リミックス <3825>  588円 (-150円、-20.3%) ストップ安

 リミックスポイント <3825> [東証2] がストップ安。同社は11月14日大引け後に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の7億円に急拡大したが、通期計画の102億円に対する進捗率は6.9%となり、前年同期の9.2%とほぼ同水準だったことが嫌気された。

■イーレックス <9517>  765円 (-150円、-16.4%) ストップ安

 イーレックス <9517> がストップ安。同社は11月14日大引け後に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比28.7%減の16.5億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の66.1億円→39.6億円(前期は45.4億円)に40.1%下方修正し、一転して12.7%減益見通しとなったことが嫌気された。

■トリドール <3397>  1,811円 (-245円、-11.9%)

 トリドールホールディングス <3397> が続急落。同社は11月14日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比6.5%減の41.2億円に減り、従来の27.9%増益予想から一転して減益で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の93.9億円→42.1億円(前期は71.7億円)に55.1%下方修正し、一転して41.2%減益見通しとなったことが嫌気された。

■CKD <6407>  1,045円 (-138円、-11.7%)

 CKD <6407> が急反落。同社は11月14日大引け後に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比49.3%減の29.8億円に落ち込んだ。併せて、通期の同利益を従来予想の140億円→67億円(前期は124億円)に52.1%下方修正し、一転して46.3%減益見通しとなったことが嫌気された。

■ツバキナカ <6464>  1,785円 (-146円、-7.6%)

 ツバキ・ナカシマ <6464> が大幅に5日続落し年初来安値を更新。14日取引終了後、18年12月期の連結利益予想の下方修正を発表したことが嫌気された。営業利益を115億円から103億5000万円(前期比65.4%増)へ、最終利益を77億9000万円から71億円(同2.7倍)へ修正した。売上収益は750億円(同40.9%増)で据え置いた。原材料価格の高騰およびそれに伴う販売価格の転嫁にタイムラグが発生したことなどが、業績悪化要因に働いた。

■日本ペHD <4612>  3,580円 (-190円、-5.0%)

 日本ペイントホールディングス <4612> が急反落。14日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想の下方修正を発表したことが嫌気された。売上高は6500億円から6150億円(前期比1.6%増)へ見直したほか、営業利益は780億円から630億円(同16.0%減)へ、最終利益は355億円から310億円(同16.5%減)へ修正した。中国で新築住宅の成長が鈍化するなか、同社の住宅内装用事業の収益も予想を下回った。また、その他の各地域でも予想に達しておらず、今期の業績見通しを下方修正している。

■第一生命HD <8750>  2,066円 (-86円、-4.0%)

 第一生命ホールディングス <8750> など生保株の下げが目立つ。米国長期金利の上昇が米国事業での利ザヤ拡大期待から物色資金を呼び込む背景となっていたが、足もとの金利は低下基調にある。前日の米10年債利回りは3日続落で3.12%台まで水準を切り下げており、ひところの3.3%を目指す動きが一服している。これが目先筋の利食い急ぎの動きに反映されている。

■三菱UFJ <8306>  654.9円 (-21.4円、-3.2%)

 三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> 、三井住友フィナンシャルグループ <8316> 、みずほフィナンシャルグループ <8411> などメガバンクが軟調。前日の米国株市場ではNYダウが4日続落と調整色を強めているが、JPモルガンやゴールドマン・サックスなど大手金融株の下げが全体相場の足を引っ張っており、この流れが波及した。なお、三井住友が14日取引終了後に発表した18年4-9月期の連結経常利益は前年同期比10.5%増の6801億円、みずほが同日発表した18年4-9月期の連結経常利益は前年同期比8.3%増の4669億円といずれも好調だったが、反応は限定的となった。

■平和 <6412>  2,391円 (-77円、-3.1%)

 平和 <6412> が3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は14日、同社株のレーティングを「オーバーウエイト」から「ニュートラル」へ引き下げた。目標株価は2730円から2650円に見直した。事業環境の悪化懸念などから株価の上値が重い展開を想定している。同証券では、20年3月期までは営業増益が続くと予想するが、21年3月期以降は遊技機販売不振で減益基調になるとみている。

■東海カーボン <5301>  1,615円 (-52円、-3.1%)

 東海カーボン <5301> が6日続落。14日取引終了後に決算発表を行い、18年12月期の連結業績予想の修正を公表した。売上高を2140億円から2300億円(前期比2.2倍)へ、営業利益を740億円から750億円(同6.5倍)へ修正した。最終利益は740億円(同6.3倍)で据え置いた。黒鉛電極やカーボンブラック事業などでの収益拡大が寄与する。ただ、市場では今期営業利益を760億円前後とみており、今回の増額修正も予想の範囲内と受け止められた。

※15日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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