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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 オイシックス、システナ、ネットワン (25日大引け後 発表分)

オイシックス <日足> 「株探」多機能チャートより

 25日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 オイシックス <3182> [東証M]  ★今期最高益予想を67%上乗せ
 ◆19年3月期の連結最終利益を従来予想の9億円→15億円に66.7%上方修正。増益率が3.8倍→6.3倍に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。主力の食材宅配事業オイシックスで定期会員数が想定を上回るペースで増加していることが寄与。昨年2月に買収した らでぃっしゅぼーやの収益改善に加え、税金費用が減少することも最終利益を押し上げる。

 システナ <2317>   ★上期経常が44%増益で着地
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比44.4%増の31.3億円に拡大して着地。車載システムやECサイト開発などのネットビジネス、ロボット・AI・IoT関連の受注が増加したほか、業務システムの引き合いも旺盛で、ソリューションデザイン事業の収益が拡大したことが寄与。

 ぐるなび <2440>   ★上期経常を43%上方修正
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の7億円→10億円に42.9%上方修正。減益率が75.3%減→64.7%減に縮小する見通しとなった。上期業績の上方修正は7月に続き、2回目。人員再配置による増員抑制や業務委託の削減、システム運用の効率化などが進み、採算が改善したことが寄与。

 ダイワボウ <3107>   ★上期経常最高益予想を44%上乗せ
 ◆19年3月期上期の連結経常利益を従来予想の57億円→82億円に43.9%上方修正。増益率が8.5%増→56.1%増に拡大し、従来の5期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。企業の旺盛なIT投資意欲や20年1月に控えたWindows7サポート終了に伴う更新需要を背景に、パソコン本体や周辺機器、ソフトウェアなどの受注が想定以上に伸びたことが寄与。

 アサヒHD <5857>   ★今期配当を46円増額修正、配当利回り6.3%に上昇
 ◆19年3月期の年間配当を従来計画の74円→120円(前期は63円)に大幅増額修正した。配当性向を連結最終利益の30%以上から50%以上をメドに引き上げ、株主への利益還元を増やす。年間配当利回りは6.29%に急上昇した。
  併せて発表した上期(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比4.3%増の64.8億円に伸びて着地。貴金属リサイクル分野、製錬分野がともに伸びた主力の貴金属事業が収益を牽引した。

 FDK <6955> [東証2]  ★上期経常は158倍増益・通期計画を超過
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比158倍の6億3100万円に急拡大して着地。コイルデバイスや液晶ディスプレー用信号処理モジュール、アルカリ乾電池の販売が伸び、増収を確保した。コスト削減に加え、円安進行で為替差益が急増したことも利益を大きく押し上げた。
  通期計画の2億円をすでに3.2倍も上回っており、業績上振れが期待される。

 ネットワン <7518>   ★上期経常が2.1倍増益で着地
 ◆19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の50.4億円に急拡大して着地。中央省庁の大型案件を受注したほか、セキュリティ対策やクラウドサービス案件が好調だったことが寄与。サービス部門の拡大に加え、原価低減や生産性向上も上振れに貢献した。

 JBCCHD <9889>   ★上期経常は一転32%増益で上振れ着地、通期を増額修正
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比33.2%増の14.4億円と、従来の5.7%減益予想から一転して増益で着地。Windows10への更新やサーバー更新などの大型案件を前倒しで獲得したことが寄与。セキュリティ、次世代プラットフォーム、クラウド、自社ソフトなどの好採算案件が伸長したことも一転増益に貢献した。
  業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の21.5億円→25.3億円に17.7%上方修正。増益率が5.7%増→24.4%増に拡大する見通しとなった。

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