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【経済】中国当局の強い姿勢は日本株にも支援材料、SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

10/25付の「DailyOutlook」では、中国景気について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『10月の日本株市場は、年初来高値を更新後、調整局面を余儀なくされている。背景には、米金利上昇ペースの加速や、通商問題の長期化による米企業業績への懸念などがまず挙げられようが、中国景気に対する警戒感も日本株の上値を抑える一因だろう』と伝えています。

続けて、中国は貿易戦争の矢面に立っていることも当然に先行きのリスク要因だが、個人消費や投資などの内需が軟調に推移していることも懸念材料であることを挙げ、『実際、19日に公表された7-9月期の実質GDPは前年同期比+6.5%と、市場予想以上に減速し、09年以来の低成長となった。また、政策効果が注目されたインフラ投資も鈍化が続いた。ただ、GDPの公表以降、中国の金融当局の幹部が相次いで声明を発表し、企業や金融機関、株式市場への支援策について言及、政府も民間企業の支援を盛り込んだ景気対策の強化を決定し、更には個人所得の課税控除に関する草案を公表するなど、即座に景気のテコ入れ策を示した。前門の虎(米国)後門の狼(内需)と、中国経済に対する不透明感は依然として残るものの、少なくとも中国政府が経済対策へ改めて強い意志を示したことは安心材料だ』と分析しています。

さらに、『当面は波乱含みの展開が想定されるものの、政策効果が顕在化してくるにつれ、世界の景気敏感株とされる日本株にとっても株価上昇の下支え要因として意識されよう』とまとめています。

最後にレポートでは、『中国景気減速を受けた足元の中国政府・要人の動向』を紹介しています。詳しくは10/25付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

 提供:フィスコ

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