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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 南陽、パルマ、岩井コスモ (19日大引け後 発表分)

南陽 <日足> 「株探」多機能チャートより

 19日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 南陽 <7417> [東証2]  ★今期経常を一転2%増益・最高益に上方修正、配当も5円増額
 ◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の24.5億円→26億円に6.1%上方修正。従来の4.0%減益予想から一転して1.9%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。九州北部豪雨や台風災害の復旧工事が続くなか、建設機械のレンタルが好調なうえ、電子部品・半導体業界向けに設備機械の販売が伸びることが収益を押し上げる。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の64円→69円(前期は69円)に増額修正した。予想PERが11.1倍→10.3倍に低下し、割安感が強まった。

 高千穂交易 <2676>   ★上期経常を35%上方修正
 ◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2.6億円→3.5億円に34.6%上方修正。増益率が3.2%増→38.9%増に拡大する見通しとなった。国内で利益率の高いシステム部門の販売が好調だったことが寄与。販管費の削減が進んだことも上振れに貢献した。なお、大型発電プラントにおける高度防火システムの新規受注を獲得したものの、上期に売上計上することができず、売上高は計画未達となった。

 パルマ <3461> [東証M]  ★前期経常最高益予想を35%上乗せ、配当も1円増額
 ◆18年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の2.3億円→3.1億円に34.8%上方修正。増益率が9.0%増→46.9%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。トランクルームの入金管理・滞納保証サービスの受託件数が増加したことに加え、トランクルーム開発販売部門の収益が想定以上に膨らんだことが上振れの要因。
  業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の9円→10円に増額修正した。

 日東エフシー <4033>   ★前期経常を35%上方修正
 ◆18年9月期の連結経常利益を従来予想の10億円→13.5億円に35.0%上方修正。減益率が52.3%減→35.6%減に縮小する見通しとなった。主力の肥料製品の販売が想定より伸びたことが寄与。コストの減少に加え、持分法投資損益が改善したことも利益を押し上げた。

 岩井コスモ <8707>   ★非開示だった上期経常は37%増益へ
 ◆非開示だった19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比37.2%増の31.9億円に拡大する見通しとなった。好調が続いた米国株式のトレーディング収益が拡大し、2ケタ増収を達成したことが寄与。

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