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【市況】米国株見通し:世界的な株安の広がり受けて売り継続

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2753.75(-27.25) (18:05現在)
ナスダック100先物  6966.50(-65.50) (18:05現在)


 18時05分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は軟調推移。NYダウ先物は前日比290ドル安程度で推移している。欧州株式市場は全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比1.20ドルほどの下落で推移。こうした流れを受け、11日の米株式市場は売り先行で始まりそうだ。


 G20財務相・中銀総裁会議が始まり(12日まで、インドネシア・バリ)、米国と中国との全面的な関係悪化への警戒感が引き続き株式市場の重しとなる。また、トランプ大統領による度重なるFRB(利上げ)批判についても、市場がトルコに対して抱いたような危惧は不要だろうが、今回は嫌気ムードが強まる可能性もある。NY原油先物は、世界的な株安による需要後退思惑などから売り継続が予想される。


 本日発表となる米経済指標は、9月消費者物価指数と先週分新規失業保険申請件数。9月消費者物価指数は、コア指数が前月から伸びが拡大するとの予想。また、先週分新規失業保険申請件数も前回並みの低水準が見込まれており、米長期金利の上昇につながり、株式市場にはネガティブな材料になる可能性がある。

《KK》

 提供:フィスコ

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