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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):トヨタ、佐鳥電機、毎コムネット

トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ラウンドワン <4680>  1,409円  -15 円 (-1.1%)  本日終値
 ラウンドワン<4680>が反落。4日の取引終了後に発表した9月度の売上状況(速報)で、既存店売上高は前年同月比3.0%増となったが、「前年に比べ土日祝日数は2日多いことや、台風などによる営業休止を勘案すると前年並み」とコメントしていることから、失望感からの売りが出たようだ。スポッチャ収入が大幅に伸びたほか、アミューズメント収入やボウリング収入も伸長した。

■トヨタ自動車 <7203>  7,002円  -3 円 (0.0%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>は売り先行も底堅さを発揮。前日の米国株市場でNYダウが6日ぶり急反落、外国為替市場でも1ドル=113円台後半の推移と円高に振れており、株価にマイナス材料となった。ただ、7000円割れ水準では押し目買いニーズも強く下げは限定的。前日に同社とソフトバンクグループ<9984>が、移動サービス事業での提携を発表、企業や自治体向け配車サービスや自動運転車の宅配ビジネスを手掛ける共同出資会社「モネテクノロジーズ」を設立することで、同分野での今後の展開に期待した買いも誘ったようだ。

■多木化学 <4025>  6,150円  +1,000 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 多木化学 <4025> がストップ高。4日大引け後、マツタケ近縁種のきのこで、香り、味はマツタケ以上とも言われる「バカマツタケ」の完全人工栽培に成功したと発表しており、事業化による業績拡大を期待する買いが向かった。マツタケ近縁種など植物との共生する「菌根菌」に分類されるきのこは、生きた植物から栄養をもらいながら成長するという特徴から人工栽培が困難とされている。同社は約6年間の研究期間を経て、天然のきのこから分離した菌株を植物と共生せず、室内環境で栽培することに成功した。今後は安定栽培技術や供給体制の構築を進め、事業化を目指すとしている。

■佐鳥電機 <7420>  1,119円  +95 円 (+9.3%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 佐鳥電機 <7420> が急伸。4日大引け後に発表した19年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益が前年同期比5.0倍の3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。パソコン・車載向け電子部品や太陽光発電用コンディショナー、ハードディスクドライブなどの販売が伸び、2ケタ増収を達成したことが寄与。上期計画の3.8億円に対する進捗率は79.5%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■毎日コムネット <8908>  910円  +41 円 (+4.7%)  本日終値
 毎日コムネット <8908> [東証2]が大幅高。4日大引け後に発表した19年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益が前年同期比33.7%増の6.7億円に拡大して着地したことが買い材料視された。販売用不動産の売却件数が1件増加したことに加え、学生向けマンションの管理収入も伸び、18.9%の大幅増収を達成したことが寄与。上期計画の3.6億円をすでに88.6%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■レカム <3323>  256円  +3 円 (+1.2%)  本日終値
 レカム<3323>が後場浮上。この日、インド子会社で法人向け事業の営業を開始したと発表しており、これを好感した買いが入った。設立準備を進めていたレカムビジネスソリューションズインディア(ハリヤナ州)の設立登記が4日に完了。22日からはLED照明、業務用エアコンなど環境関連商材の営業を開始するとしており、業績への貢献が期待されている。なお、レカムビジネスソリューションズインディアでは初年度約3億円の売り上げを見込んでいる。

■and factory <7035>  4,030円  +15 円 (+0.4%)  本日終値
 and factory<7035>が5日ぶりに反発。この日、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>傘下のスクウェア・エニックスと共同で開発・運用しているマンガアプリ「マンガUP!」が、500万ダウンロード(DL)を突破したと発表しており、これを好感した買いが入った。「マンガUP!」は月刊「少年ガンガン」をはじめとしたスクウェア・エニックスが発行する全誌から作品を選抜し、常時100以上の作品が読めるマンガアプリ。10代から20代の男性をメインユーザーとして堅調に成長し、500万DLを突破したという。

■C&R <4763>  1,104円  -162 円 (-12.8%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 クリーク・アンド・リバー社<4763>が大幅反落。4日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算は、売上高148億1800万円(前年同期比4.5%増)、営業利益12億6400万円(同1.5%増)、純利益7億3800万円(同0.6%増)となり、従来予想の営業利益12億5000万円をやや上振れて着地したが、目先の材料出尽くし感から売られたようだ。クリエイティブ分野(韓国)は苦戦したものの、クリエイティブ分野(日本)が好調に推移した。人員増強や新規事業の立ち上げに伴う費用増はあったものの、制作スタジオで利益率の高い受託案件が増加したことなどが寄与し、増益を確保した。なお、19年2月期通期業績予想は、売上高295億円(前期比10.5%増)、営業利益19億5000万円(同8.0%増)、純利益11億5000万円(同4.2%増)の従来見通しを据え置いている。

●ストップ高銘柄
 MSOL <7033>  3,190円  +500 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値
 ブリッジ <7039>  6,620円  +1,000 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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