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【特集】スリープロ Research Memo(6):2018年10月期通期は、3期連続の増収増益に向け視界良好

スリープロ <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

● 2018年10月期の業績見通し
スリープログループ<2375>の2018年10月期通期の連結業績は、売上高で前期比22.6%増の16,500百万円、営業利益は同31.1%増で500百万円、経常利益で同23.9%増の498百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同33.2%増の287百万円と、3期連続の増収増益を予想する。

売上高に関しては、スマートフォン・タブレット端末向けのキッティング業務の拡大やIT周辺機器や多言語対応のヘルプデスク業務の受託などの中核事業が足元堅調に推移。2017年10月に子会社化したソフトウェア開発業務を手がけるオー・エイ・エスが通期で寄与する事から、システム受託開発・IT技術者派遣部門においては大幅な事業拡大が期待される。

営業利益に関しては、営業利益率で3.0%(前期は2.8%)を予測する。M&Aでグループを増やしてきたため、管理機能の集約化や拠点の有効利用・統廃合の余地が残されている。既に営業利益の第3四半期進捗率は85.1%に達しており、余裕を持って期初計画の達成が可能な位置に来ている。

また、同社は2014年10月期においてWindowsXPのサポート終了に伴う移行案件により大幅な増益を達成しているが、Windows7のサポート終了が2020年1月に迫っていることから同様に移行案件の獲得を見込む。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《MH》

 提供:フィスコ

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