市場ニュース

戻る
 

【市況】19日の株式相場見通し=米株高と円安を好感し買い先行のスタート

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 19日の東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が大幅反発したことに加え、外国為替市場で円安・ドル高が進行していることから、買い先行のスタートとなりそうだ。19日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=112円30銭台での推移となっている。

 18日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比184.84ドル高の2万6246.96ドルと反発した。米国が、中国製品に対して2000億ドル相当の追加関税を発表。これに対して、中国も米国に対する報復関税を明らかにしたが、海外市場が堅調に推移したことも安心感を呼び、NYダウは上昇した。ボーイングやキャタピラーといった資本財株が高く、アップルやアマゾン・ドット・コムなど主力IT関連銘柄も堅調。米長期金利の上昇を受け、シティグループなど金融株も高い。エミー賞の受賞を受けネットフリックスも買われた。半面、コカ・コーラやマクドナルド、フェイスブックが安い。ナスダック総合株価指数は、同60.315ポイント高の7956.107と3日ぶりに反発した。

 日程面では、黒田日銀総裁会見、8月の貿易統計、8月の訪日外国人客数に注目。海外では、主要7カ国(G7)環境・海洋・エネルギー相会合(21日まで)、EU非公式首脳会合(20日まで)、米8月の住宅着工・完工件数、米4~6月期経常収支が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

株探からのお知らせ

    日経平均