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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):三井金、オルトP、ネオス

ネオス <日足> 「株探」多機能チャートより
■西松屋チェーン <7545>  1,186円  +7 円 (+0.6%)  本日終値
 西松屋チェーン<7545>は続伸。22日の取引終了後に発表した8月度(7月21日~8月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高は前年同月比2.2%減と4カ月連続で前年実績を下回ったが、株価には織り込み済みとの見方が強く、また、直近で下落局面にあったことから自律反発狙いの買いも入ったようだ。夏物クリアランスセールの効果で、夏物衣料の売り上げが伸長したほか、育児・服飾雑貨でベビーフードや紙おむつなどの消耗品が好調に推移。ただ客数が3.3%減と引き続き前年を下回ったことが響いた。なお、全社売上高は同2.9%増と4カ月ぶりにプラスに転じた。

■大同メタル工業 <7245>  971円  -200 円 (-17.1%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 22日、大同メタル工業 <7245> が155万8400株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限100万5000株の第三者割当増資を実施するほか、自己株処分による514万1600株の株式売り出しを発表したことが売り材料視された。新株発行が最大で発行済み株式数の約5.7%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。発行価格は8月29日から9月4日までのいずれかの日に決定する。最大で約88億円の調達資金については、子会社への投融資資金や設備投資資金に充てる。

■三井金属 <5706>  3,100円  -125 円 (-3.9%)  本日終値
 三井金属<5706>は反落。大和証券が22日付で、投資判断を「1」から「2」とし、目標株価を6500円から3900円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。会社側のHDI基板向けマイクロシンの第1四半期販売実績や第2四半期計画が弱いことを受けて、同証券ではHDI基板にマイクロシンを採用するスマホの生産台数が増加している一方で、スマホ一台当たりのHDI基板用マイクロシンの使用量が大幅に低下している計算となるため、顧客側の在庫積み上がりや歩留り改善の可能性を想定せざるを得ないと指摘。マイクロシンの販売数量前提引き下げを主因に、19年3月期の実質経常利益を438億円から400億円へ、20年3月期を同533億円から467億円へ引き下げている。

■リバーエレテック <6666>  352円  +80 円 (+29.4%) ストップ高   本日終値
 リバーエレテック<6666>が急騰。時価総額20億円台と小型で値動きが軽く、寄り後早々に大口の買い注文が断続的に入ったのを契機に短期筋の買いが追随した。市場では「直接的な材料は出ていないが、昨年も8月下旬に急騰した経緯がある。この時は9月の米アップルの発表会に絡み、水晶振動子や水晶発振器を手掛ける同社に思惑が広がったが、需給思惑先行の上昇で9月に入り急落した。その時を再現するような動きだが、足もとの業績面は厳しく中期的な株高持続性には疑問がある」(国内ネット証券アナリスト)としている。

■新都ホールディングス <2776>  242円  +50 円 (+26.0%) ストップ高   本日終値
 新都ホールディングス<2776>がストップ高。同社は22日取引終了後に、カジュアルウエアの縫製・販売事業を手掛ける中国の山東拉峰と業務提携したと発表。今後の展開などが期待されたようだ。提携内容は、山東拉峰が開発保有するパターンオーダーシステムや、山東拉峰が開発中のICチップによる体調管理・健康促進システムの導入のほか、これらのシステムを付与したアパレル商品の開発と日本市場での販売(来年1月予定)など。これによりアパレル事業の拡大を目指すとしている。

■オルトプラス <3672>  688円  +100 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 オルトプラス<3672>はストップ高。この日、同社が開発協力を行い、フォワードワークス(東京都港区)が配信・提供するスマートフォン向けゲームアプリ「アークザラッドR」の配信が開始されたと発表しており、これを好感した買いが入った。「アークザラッド」は、1995年に第1作が「プレイステーション」で発売され、これまで全世界累計実売本数が370万本以上を記録しているロールプレイングゲームの人気シリーズ。「アークザラッド R」は、「プレイステーション」用ソフトウェア「アークザラッド2」の10年後の世界を描いた完全新作で、新たな主人公であるハルトとミズハの二人が過去の英雄達とともに、世界を取り巻く悪意に立ち向かっていく冒険物語が描かれているという。なお、事前登録者数が30万人突破したことから、これを記念して「精霊石」1000個などをゲーム配信開始後にログインしたプレイヤー全員にプレゼントするとしている。

■ゼネラル・オイスター <3224>  1,050円  +150 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値
 ゼネラル・オイスター <3224> [東証M]が続急騰。22日大引け後、1000株以上を3年以上継続保有する株主を対象とする長期保有株主優待制度の優待品を拡充すると発表したことが買い材料視された。現行は3月末に岩牡蠣20個、9月末に真牡蠣30個(それぞれ1万5000円相当)を贈呈しているがが、これを選択制に変更する。株主向けオイスター・ピース・クラブカード1万5000円分、牡蠣加工商品詰め合わせが新たに加わる。適用は18年9月末時点での対象株主からとなる。

■ネオス <3627>  801円  +79 円 (+10.9%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 ネオス<3627>が商い急増のなか上値追い加速、4連騰で一時90円高の812円まで買われる人気となり需給相場の様相を一段と強めている。信用取引は売りと買いが拮抗しており、17日申し込み現在の信用倍率は0.99倍とがっぷり四つの状況にある。東証は20日売買分から同社株の信用取引に関する臨時措置を解除しており、株式需給面でポジティブ材料となっている。知育アプリ「クレヨンしんちゃん お手伝い大作戦」は世界各国で人気ランキング1位を獲得するなど収益への貢献が期待されるほか、主力の法人向けネットサービス支援ビジネスが金融向けなどに好調で4~6月期営業利益は前年同期比3倍となる1億1000万円と回復色が際立っている。

■アトラ <6029>  837円  +76 円 (+10.0%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 アトラ <6029> が急騰。22日大引け後、18年12月期の連結最終利益を従来予想の3億円→6.3億円に2.1倍上方修正。増益率が0.7%増→2.1倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。昨年1月に資本業務提携したPhone Appliの全保有株をNTTコミュニケーションズに売却することに伴い、売却益6.5億円が発生することが最終利益を押し上げる。なお、売上高と営業利益、経常利益は据え置いた。

■Fringe81 <6550>  1,241円  +86 円 (+7.5%)  本日終値
 Fringe81<6550>が大幅続伸。22日の取引終了後、来店コンバージョン(広告をクリックした人が、どれくらい実店舗に訪れたかを推計できる仕組み)運用が累計330万件を突破したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。また同社では、ホテル、自動車販売店、レストラン、小売店など、実店舗への来店を重視する大手広告主からの問い合わせ受付を開始するとあわせて発表。22日付で運用開始時の手間をワンストップでサポートしつつ、実店舗への送客数を最大化する来店施策の専門チーム「Store Visit Marketing Team」を発足させたとあわせて発表した。

●ストップ高銘柄
 シライ電子工業 <6658>  543円  +80 円 (+17.3%) ストップ高   本日終値
 エクストリーム <6033>  7,350円  +1,000 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値
 ハリマビステム <9780>  5,280円  +705 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値
 プロレド・パートナーズ <7034>  7,540円  +1,000 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 ETFSパラ <1675>  8,030円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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