市場ニュース

戻る
 

【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 板硝子、JIA、スズキ (2日大引け後 発表分)

板硝子 <日足> 「株探」多機能チャートより

 2日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 板硝子 <5202>   ★4-6月期(1Q)税引き前は2倍増益で着地
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比2.0倍の93.4億円に急拡大して着地。欧州を中心に自動車用ガラスの高付加価値品の販売が増加したうえ、高機能ガラスも伸びたことが寄与。ベトナムの休止フロート窯再稼働に伴う減損損失の戻入益24億円を計上したことも利益を大きく押し上げた。
  第1四半期実績だけで通期計画240億円に対する進捗率は38.9%に達しており、業績上振れが期待される。

 有沢製 <5208>   ★4-6月期(1Q)経常は53%増益で着地
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比52.7%増の12.3億円に拡大して着地。主力のプリント配線板用材料の好調が継続したほか、水処理用圧力容器の販売が大きく伸びたことが寄与。ディスプレイ材料事業が黒字転換したことに加え、円安による為替差損益の好転も大幅増益の要因となった。

 日金銭 <6418>   ★4-6月期(1Q)経常は2.8倍増益・上期計画を超過
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.8倍の10億円に急拡大して着地。カジノホールのリニューアル工事を中心とする北米の旺盛な設備投資意欲を背景に、紙幣識別機ユニットの販売が大きく伸びたほか、ドイツでは新しい規制に対応した紙幣環流ユニットへの買い替え需要が続き、グローバルゲーミング部門の収益が急拡大した。
  上期計画の8億円をすでに25.0%も上回っており、業績上振れが期待される。

 芝浦 <6590>   ★4-6月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の5.8億円に急拡大して着地。スマートフォン部品や先端パッケージ向けを中心に半導体製造装置の販売が好調だったことが寄与。前期の豊富な受注残高を背景にFPD製造装置も伸長したうえ、売上構成の良化なども大幅増益に貢献した。

 JIA <7172> [東証M]  ★上期経常が2.3倍増益で着地
 ◆18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の36.1億円に急拡大して着地。主力のオペレーティング・リース事業で航空機部門やコンテナ部門の組成案件が積み上がる中、投資家からの旺盛な需要を背景に、出資金の販売が大きく伸びたことが寄与。

 スズキ <7269>   ★4-6月期(1Q)経常は34%増益で着地
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比33.8%増の1330億円に拡大して着地。自動車の世界販売台数が86万2000台と前年同期と比べて16.3%も増加したことが寄与。主力のインドを筆頭に、日本や欧州、インドネシア、タイなどで販売を伸ばした。
  第1四半期実績だけで通期計画3500億円に対する進捗率は38.0%に達しており、業績上振れが期待される。

 UEX <9888> [JQ]  ★今期経常を一転10%増益に上方修正
 ◆19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比49.0%増の5億円に拡大して着地。値上げの浸透を背景にステンレス鋼の販売価格が大幅に上昇したことに加え、連結子会社で半導体製造装置向けを中心にステンレス鋼の販売が好調だったことが寄与。
  業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の15.5億円→17億円(予想レンジ中値)に9.7%上方修正。従来の0.1%減益予想から一転して9.5%増益見通しとなった。予想PERが7.7倍→6.7倍に低下し、割安感がさらに強まった。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均